ご近所富嶽三十六景
パスポートに富嶽三十六景の模様が入っているのを知り、これはと思って頁を繰ってみたのだが……。肝心の「登戸浦」が入っていないではないか! 千葉県の旅券事務所の近所なのに!!
富嶽三十六景の登戸浦はここだったのか!
最近、こういう道しるべに気がついた。
この変な道は、単なる旧道の屈曲の名残か何かかと思っていたが、登渡神社(とわたりじんじゃ)、通称登戸神社(のぶとじんじゃ)の参道だったのか。
確かに、ここからは海岸段丘と思われる台の上に登渡神社の屋根が見える。
海中に立つ登渡神社の鳥居
登渡神社(登戸神社)と言えば、富嶽三十六景で海に鳥居が並んでいる向こうに富士山が小さく見え、遠浅の海で人々が何かを採っている「登戸浦」の鳥居の神社だ。
登渡神社については、詳しくは神社のサイトで。
ということは、この交差点の辺りが「登戸浦」のあった場所なんだろうか。今は、神社の建っている台の上より高いマンションがいくつも建ってしまったので、富士山は完全に見えない。
登渡神社参道の雰囲気を想像して
元の参道がどこだったかわからないが、それらしい雰囲気の所を並べてみた。
この道も、桜の季節には桜吹雪に包まれていたような印象があったが、全然そんな事はなかった。今年は、ソメイヨシノがまだ満開になっていない所が多いから、その影響もあるのかもしれないな。
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