見出し画像

和紙の技術

和紙には、1400年もの歴史があります。
紙づくりの製法は、日本書紀によると西暦610年朝鮮の僧がその製法をもたらしたとされています。 それ以前にも、福井県越前では漉かれていたなどの説もあるので、和紙の起源については諸説あります。
聖徳太子は、仏教を広めるために写経用に和紙を使い、原料となる楮の栽培が奨励され、楮以外で日本独自の雁皮が発見されました。
日本の清流と豊かな森林に恵まれた環境で紙漉きの技術も発達しました。16世紀には日本に滞在していた宣教師ルイス・フロイスは活版印刷の本を始めて出しましたが、雁皮を用い紙の質の高さから「植物性羊皮紙」と呼ばれたようです。
署名な画家レンブラントも和紙の質に興味を示し、銅版画の作品に使用しています。尚、最近は忘れられがちなのですが、障子はガラス以上の断熱効果をもっています。
ガラスが熱を約90%も通してしまうのに比べ、なんと障子は40%~50%と、熱の通過率を半分ほどに減少させます。昔から襖や障子を日本家屋は用いてきましたが、こういった紙の特徴や性質を知り尽くした上で生まれた知恵といえるでしょう。
紙を活かした断熱についてもっと工夫されるといいのではないでしょうか。

三澤千代治

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?