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高血圧の衣食住の「衣」

日常での工夫が災害時にもつながる


久しぶりに、医療者の視点で防災対策について書いていく
高血圧については以前も書いたが、今回は衣・食・住の3つの視点から見た
高血圧について書いてみる
本日は「衣」だ

自分も軽く高血圧があり内服している 一昨日、東京もかなり冷え込んだせいか、その日は朝から何とも言えず、調子が悪かった
からだの芯が冷えたように「寒い」という感覚が続いていた
通常、自分の朝の血圧は、上が平均120~130mmHg 
下が70~80mmHgだが
測ってみると上が150mmHg 下が95mmHg やばい!
これが原因だと思い、いつもより早めに内服するが
1時間たっても140mmHg
この寒さが自分をむしばんでいると感じた

室内での日常的な服装は、
長袖ヒートテック+ボア付きパーカーあるいはトレーナー
お腹まで隠れるウオームパンツ+フリースパンツ
足首が隠れる5本指ソックス

そして、やったこと

①一枚ヒートテックを追加 
②貼るカイロを腰と首の下に使用 
③靴下をもう一枚追加
④ボア付きパーカーからハイネックセーター

それぞれに解説していく

①保温力の強化と考えていたが、これを書くのに調べたところ感覚だけではなく実証実験され暖かさが証明されていた
これによれば、実際に着用しているサイズともうワンサイズ大きいものを組み合わせ空気の層を作ることでより暖かくなる

②カイロの貼る位置
腰や、首には太い血管があるの血流をよくすることで全身が温まる
東洋医学的にも風門のツボと命門のツボがあるそうだ
くれぐれも低温やけどには注意してほしい
直接貼るのではなく、下着の上からあるいはそれでは熱いと
思ったらシャッツの上からなど一工夫を
高齢者の方はもともと皮膚の感覚も鈍くなっているのでより注意が必要

③靴下をもう一枚
足先は血液が心臓からもっとも遠い位置にある
足先の保温をすることによって心臓に帰る血の流れをよくする

④ハイネックセーターへ
カイロで温めた熱が首から熱が逃げないように首まであるセーターに変更
マフラーをしたり、スカーフを巻いたりする寒さ対策に効果がある理由だ

以上、高血圧「衣」での対策を書いた
災害時だけではなく、日頃からやっていることに一工夫するだけで
効果的にからだを温められる

避難所での高血圧については以下にも投稿しているので読んでほしい

明日は、高血圧「食」について書く予定だ


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