自分がいなくてもうまくいく仕組み
「こんな方にオススメ」
・経営者や管理職の方
・忙しい人
・より良いワークライフバランスを求めている人
①自分がいなくてもうまくいく仕組み
ここで言う「自分がいなくてもうまくいく仕組み」とは、決してリーダーである自分が“楽”をするためのものではありません。
リーダーの仕事をスタッフに任せることで、スタッフを成長させ、そうして生まれた時間で、リーダーは新しいプロジェクトを立ち上げ、自らも成長するという好循環のサイクルを生み出すワークスタイルのことです。
②リーダーの仕事
リーダーに求められているのはチームの利益であって、スタッフと同じ仕事にあたることではありません。
仮に、それで利益が上がったとしても、将来的に大きな飛躍は望めないでしょう。
また、そのようなワークスタイルで仕事を続けることは、スタッフの成長の機会を摘むということにもなります。
リーダーは雑事に時間をとられることなく、新しい価値の創造に注力しなければ、スタッフを守ることもいずれできなくなってしまいます。
自分がいなくてもうまくいく仕組みとは、それに抗するためのほぼ「唯一の手段」です。
③自分の仕事を任せていく
実際にスタッフに新しい仕事を任せ始めて最も重要なのが「任せて任さず」という意識です。
任せた人がいきなり、リーダーと同じパフォーマンスができるわけではありません。
そのため、一見矛盾しているようですが、任せながらも丸投げにはしないことを心がけるのです。
加えて、任せて任さずの終点として、任せた仕事は必ず品質の最終チェックをする必要があります。
自分のコピーづくりは一度で終わるものではありません。
一つ任せることで別の新しい仕事を始めることができたなら、次はその新しい仕事でも自分のコピーを作ることを目指すべきです。
④原因自分論
たとえスタッフがどんなミスをしても、その責任は上司である自分にあると考えるのです。
そうならないような教育をしっかりできていなかった、ひいてはその人材を採用した自分に原因があるというわけです。
客観的に見ると実際にリーダーに非はないこともあるでしょう。
しかし、問題は自分にあると考えれば、「こういう言い方にすればよかったんじゃないか」「教育システムに問題があるのではないか」といった問いが生まれ、それに対する解決策を考えることになります。
『まとめ』
「自分がいなくてもうまくいく仕組み」とは、「スタッフの成長」と「リーダーの新たな挑戦」を生む好循環である。
・リーダーの役割は、チームの利益に貢献すること。
・新しい価値創造に注力することで、スタッフを守り、組織を成長させること。
自分がいなくてもうまくいく仕組みは、そのための「唯一の手段」である。
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