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統計学が最強の学問である

「データ」の力で、自分の人生を自由に操る!

統計学は、お金を稼ぎ、知性を磨き、健康になるための最短距離ではありません。

しかし、自分の人生をいつでも最善にコントロールできるという、かけがえのない力を与えてくれます。

今すぐ本書を読んで、統計リテラシーを手にし、自分の人生を自由に操る力を手に入れましょう!





データをビジネスに使うための「3つの問い」

データを見て「ふ~ん」以上のリアクションをするとは、すなわち、「ビジネスにおける具体的な行動に繋がる」といことである。

そしてそうした具体的な行動を引き出すためには、少なくとも以下の「3つの問い」に対して答えられなければいけない。
問①:何かの要因が変化すれば利益は向上するのか?
問②:そうした変化を起こすような行動は実際に可能なのか?
問③:変化を起こす行動が可能だとしてそのコストは利益を上回るのか?
この3つの問いに答えられた時点ではじめて「行動を起こすことで利益を向上させる」という見通しが立つのであり、そうでなければわざわざ統計解析に従って新たなアクションを取ろうとする意味はない。


「誤り」と決めつけることの愚かさ

もしあなたの企業が過剰に失敗を恐れ、新しいアイディアを提案することよりも、それをもっともらしい理由で否定することのほうを賞賛するような体質になっていたとしたら、それはとてももったいないことである。
ムダなリスクやコストを避けることはもちろん重要だが、統計学的な裏付けもないのにそれが絶対正しいと決めつけることと同じくらい、統計学的な裏付けもないのにそれが絶対誤りだと決めつけることも愚かである。
きちんとした統計学的思考ができている限り、ビジネスにおけるランダム化比較実験(A/Bテスト)のコストは近年ではそれほど高いものではない。
たとえば複数のDMデザインのうちどれがよいか、というような、いくら話し合っても確実な正解が出せるわけでもない議題には仕事上いくらでも出くわす。
だが、人件費を浪費して終わりない会議をくり返すよりは、比較的安価な媒体で小規模なランダム化比較実験を行った方が、早く、安く、確実な答えを得られる可能性が高いのである。


『まとめ』

なぜ統計学は最強の武器になるのだろうか?
その答えを一言で言えば、「どんな分野の議論においても、データを集めて分析することで最速で最善の答えを出すことができる」からだ。


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