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子どもへの責任の取り方

 ①幼稚園は4時間、保育園は開園時間すべて
 ②幼稚園は任意、保育園は義務
 ③幼稚園はない、保育園は基礎自治体
 ④幼稚園は教育だけ、保育園は教育も養護も

 こんなに違う。法令や制度の違いなので、保育の方針とか特徴とか、そういうことではなく、どうしようもなく違う。こんなに違うのに、意外と知られていないことに驚く。
 ①保育時間
 ②給食
 ③保育についての指導の権限
 ④実施される保育の領域

 つまり、保育園のように長く園にいられたとしても「お預かり」であって法令に依拠した「保育時間」ではない。
 「お弁当ではない」としても法令に依拠した「給食」ではない。保育園の給食には、例えば衛生管理について、調理員のトイレのルールまで規定されている。
 保育について市や区に意見の電話をしても、子どもの権利侵害が起きていないか、告示に基づいた保育がなされているか、などを実態調査したり指導する権限がないので、不適切な保育があっても、幼稚園を指導することは市や区はできないし、県も都もできない。明らかにするための調査もできない。
 保育園は教育をしていないと思われている時代があったり、そう信じている人がいたりするようだが、告示、つまり「幼稚園教育要領」と「保育所保育指針」に規定してある通り、保育園は教育はもちろんのこと、養護もする。
 大事な子どもへの責任の取り方が違う。良いとか悪いとかではなく、違う。


 

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