なんだか私、腑抜け状態になってます。
腑抜けとは…
はらわたを抜き取られたような状態のこと。
『まぁ、そこまでじゃないかも…』と、タイトルから書き出し、ふと〝腑抜け〟の意味を調べ思う私。
思いあたる理由はふたつ。
ひとつは先日書いたこの記事。
要は、元旦那と子供達の縁が完全に切れたという話し。
その事実に関しては、もう充分成人した子供達が自ら決めたことなので、私からなんら言うこともないし思うこともないのではあるのだが、やはり母親として、そういう嫌な思いをさせてしまったことへの責任感みたいなものが少しあり、なんだかモヤっとしながらも、フワッとしている感覚(語彙力なさすぎ…)なのである。
もうひとつの理由はこちら。
妊娠が判明した頃から始まった、お嫁ちゃんのつわり。
そんなお嫁ちゃんを助けるべく、私が息子宅に通い始めたのは6月に入ったばかりのこと。
お嫁ちゃんのご両親は遠方に住んでおられるので、2回ほど滞在して手伝っていただいたが、コロナもありそれ以外は不可能に。
どんどん痩せていく娘をずっと側で助けてあげられないご両親は、本当に辛かったと思う。
その分私が助けてあげないと!と思い、上の孫ちゃんの面倒と家事一切を引き受けた。
ちょうど2度目にお嫁ちゃんのお母さんが来てくれていた時に、私が熱と咳で動けなくなり、帰るのを先延ばししてくれたこともあった。
母が風邪をこじらし肺炎で入院した時も、娘たちの協力もありながら、常にコロナの不安と背中合わせの状態の中、息子の家に通い続けた。
そしてようやくお嫁ちゃんの状態が戻ってきたように感じ始めたのが、先週のこと。
妊娠20週に入っていた。
現在21週になり、まだ完全ではないが、人並みに食べることもでき、嘔吐することもなくなり、長い長い〝悪阻〟という名のトンネルから抜け出せたように思っている。
本人は〝好きなものを普通に食べられる幸せ〟というものを、ここにきて身をもって噛み締めているようだ。
上の子と遊ぶ余裕も生まれ、キッチンに立つことも出来ている。
食べたあとはまだ少し気持ち悪いみたいだが、それでも一応なんとか人並みの生活は出来るまで復活。
長かった…。
本当に今回のつわりは長かった…。
小さな孫の面倒、息子の食事、そしてお嫁ちゃんが何か食べられるものがないかと模索した日々。
食料品の買い出しや洗濯、そこに加え、異常なほどの暑さ、そして感染への不安。
一番辛いのはお嫁ちゃん本人だと思うからこそやってこれたのもあるが、正直、元来丈夫ではないこの身体をもって、よくこの期間頑張れたと自分を褒めてやりたいと思う。
つわりは収まったものの、出血が数回あったりと、まだあまり無理はさせられないのが現状であり、残業続きの息子の代わりに孫ちゃんを風呂に入れるため、結局まだずっと自宅と息子宅を行ったり来たりしている私。
今日の昼頃、数日ぶりに家に戻っきたのだが、とりあえず一旦私の役目は全う出来たのでは…と、安堵の気持ちで満たされている。
来月にはその孫ちゃんが2歳のお誕生日を迎える。
家族で集まることが正解なのか間違いなのか、よく分からないでいる。
でもこの子をお祝いしてあげたい強い気持ちは皆んな一緒。
でもお互いを想うばかりに、身動きが取れないのも事実である。
ここのところ、暑かったり涼しかったり、豪雨だったり晴天だったり…。
感染者数もどんどん増えてきて、不安要素はもうお腹いっぱいってくらい沢山。
毎日嫌なニュースばかりで心がもたない。
今腑抜けになっているのは、そんな弱った心のせいかも知れない。
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