見出し画像

お菓子を作りだした、きっかけは

わたしがお菓子を作り始めたきっかけを、
お話しします。


ひとことで言うと
美味しいお菓子がなかったからです。


子どものころ、家に届くケーキの詰め合わせ。
その味が気に入らなかったからです。

お中元やお歳暮にいただくお菓子の詰め合わせ、
ありますよね。

幼稚園生くらいのわたしは
箱に詰まった綺麗なお菓子を見て心を躍らせていました。

美味しそう。
何より、可愛い。


「食べていいのよ、」そう声を掛けられてうれしかった。


たくさんの種類から、一番美味しそうなものを取り
食べました。

微妙でした。


変な後味がする…
どれを食べても同じです。


一瞬は美味しいけど後からくる
気に入らないあの感じ。


例えるなら
美味しいのに口に骨が残る煮魚や
旨味が強いのに砂抜きされていないハマグリのように。
気分が上がって、すぐに急落する感じです。


いま、このはなしを書いていても
変な後味よみがえってきそう。


添加物の味に敏感だったようです。
「そういうもの」と思えば食べられたでしょうが
そうはできなかった。


綺麗な見た目とのギャップにがっかりしました。


少し大きくなりホットケーキを自分で焼けるようになったころ。
ホットケーキミックスのパッケージ裏。
レシピが載っているのに目を留めます。


「マドレーヌ」

作ってみたい。
作ってもいい?

そうして出来たマドレーヌには
あの「後味」がなかったわけです。



美味しい味だけのマドレーヌに、
感動しました。
ほっとした。

頻繫に作るようになり
ミックス粉ではなく小麦粉から作るようになります。


覚えているのは
年上の従妹にレシピブックを買ってもらったこと。

そのときは
パッケージ裏のレシピでは物足りなくなっていました。


子ども用のお菓子の本が欲しかった。

買ってもらった本は
ティーンエイジャーのレシピ本、と副題がありました。

当時わたしは7~8歳。
ともこには、まだ早いんじゃない?と従妹に言われ
「大丈夫!」
と自信満々に答えていました。


母親の料理本も飽きずに見ていたなあ。


そうして、成長するにつれ
ジェノワーズ(スポンジケーキ)や
シャルロット・オ・ポワール、オペラ。
作る難易度も成長させてきたわけです。


今こうして
小麦粉を使わず、バターも生クリームも使わずに
お菓子を作っているなんて。
分からないものですね。

分からないから、面白いんでしょうね。



読んでくださり、ありがとうございます。
植物性のお菓子を作るようになったきっかけは
またの機会に聞いてくださいね。



プロフィールはこちらから
スイーツの公式LINEです
レシピ動画を公開中



ストーリー多め。フォローしてね!

この記事が参加している募集

至福のスイーツ

読んでくださり、ありがとうございます。サポートで応援してくださると、とてもうれしいです!いただいたサポートは、あたらしいスイーツの開発に使わせていただきます。温かいサポートをお待ちしております。