世界一周150日目🇺🇿 9.18 ブハラ、木彫り工房とドイツのイケおじ2人組

ブハラがとにかく気に入った。
ウズベキスタンは
本物のトキメク手仕事や
職人さん、工房がたくさんあるのだ。

お腹をずっとちょっと下している。
心当たりはないが
今日はいつもに増して痛く、
そういう時は思考もダメになる。
水が合わないのか、なぞである。

消しゴムはんこと
和紙のコスモス、という
一文が気に入ってしまい、
大学時代の親友に
早くポストカードを送りたくなった。

枕詞になっている
消しゴムはんこは
未だかつてないだろう。
こういう言葉遊びというか
ニュアンスの面白さが好き。

暑すぎる&シャンプーがなく
石鹸生活なので頭皮の状態が悪く、
妹がイマジナリー坊主をしたところ
なかなか最高だそう。

とにかく街歩きが楽しいブハラ。
お土産屋さんも同じように見えて、
意外とお店ごとに編み物の柄や
デザインが違っていて面白い。

ここはスニーカー風のデザインだったり、
少し凝ってて可愛いな、とか
色使いがオシャレだな、とか
思えるようなお店もある。

街歩きをして、
テラスのよさげなカフェへ。
目の前は市場とモスク、ミナレットと
最高の景色だ。日陰も心地よい。

野菜の上に焼いた牛肉が乗っている
温野菜サラダとパンと緑茶で整う。
最高に美味しく最高に幸せな時間。
これがワインでも最高なのだが、
あえてアルコールではなく
温かい緑茶というのが整うポイントなのだ。

一昨日見つけて気に入った木彫り工房へ。
癒し効果絶大で、とにかく可愛すぎる
少年と猫の赤ちゃん。
そしてイケメンの職人。

猫が寝ていると、
少年の寝ちゃったね、
というジェスチャーが
可愛すぎて萌え死にそうだった。
彼の愛嬌というか
言動はとにかく可愛くて
メロメロになってしまう。

猫の赤ちゃんももちろん
破壊力がすごいのだが、
実は1番可愛いのは
その猫を可愛がる少年だった。

マイナスイオンならぬ
プラスの何か出ている。

親方は奥で
モスクやホテルの柱を彫っており、
手前でマスターのイケメンの職人さんと
その生徒さんの少年たちが
一生懸命練習したり作品を作っている。

ここでどうしても
カッティングボードが買いたく、
観賞用じゃなくて使いたいなら
オイルコーティングもできるとのことで
やらせてもらう。

他にももっと上手な商品はあったが、
彼らの工房から買いたかった。
彼らの工房はマスターの作品よりも
生徒さんたちの練習の作品が
メインだったように思う。

気が付いたら約2時間も滞在し、
レストランの予約の時間になって
慌ててバイバイする。

レストランはちょっと奮発して
昨日も行ったテラッサへ。
夕焼けのルーフトップが最高なのだ。

隣のドイツの二人組のイケおじと出会う。
若い時に世界を旅したという。
45年前は、旅先から週に一度
家族に電話をするために
5時間並んで、
元気、問題ないよ、と
2分だけ電話をしたという。
待ち時間あたりの
お楽しみの時間はディズニーランド以上だ。

今は何でもインターネットで調べられるが、
昔のアナログな旅の
なんとアドベンチャーなことか。
聞いているだけでワクワクする。
昔の時代の旅に、
なぜだかものすごくロマンを感じるのだ。
紀元前とか、シルクロードとか、
中国の詩人達のような、
遥か昔は一体どんな風に旅をしたのか。

15年前からもう少し前の旅も
想像するとものすごくワクワクする。
ちょっと断片的に想像できるのが
より面白いのかもしれない。
時刻表と路線図見て、
地図を広げて
地球の歩き方を持って旅に出る。

イケおじの2人は
今は年に一度一緒に旅をしているという。
駅から約50分歩いてシティセンターに到着し、
宿の場所を知らなかったので、
タクシーに乗ると、
角を曲がっただけの20m先だったという。
そんな笑い話を聞かせてくれる
明るくて飾らないかっこいい大人だった。

1人は最初からおしゃべりで
もう1人は始めは少し控えめで、
コラコラ、彼女たちは
お腹空かせてるから
まずは食べさせてあげなさい、
なんてツッコんでいたのに、
話し出したら2人とも止まらない。

とにかく素敵すぎる。
彼らの街にも行ってゆっくり過ごして
旅の話を聞きながら
人生アルバム作らせてほしいなぁ、
なんて思ったり。
ずっと聞いていたい旅の話だった。
行きたいなぁ、で、
本当に行くのがわたしたち。

この前はマチュピチュに
奥さんと行って、
市民戦争に巻き込まれて
ロックドされちゃったりもしたらしい。

そのあとも写真撮ってるフランス人、
目が合ったイングランドからきた老夫婦など、
わたしたちが日本出身と知ると
日本、わたしも桜の季節に行って
最高だったわ!と
しゃべりたい人で
なんなら混み合って
順番待ちをされていた。

うれしいなぁ、と幸せが込み上げてくる。
ウズベキスタンを選んでくる人は
センスのいい旅をしている人ばかりで
いい人しかいない。

とにかく最高な1日で
素敵な人としか出会ってない、
満たされた時間だった。

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