世界一周207日目🇲🇦 11.14 エッサウィラからマラケシュ、インドを彷彿とさせるメディナと違和感のある宿

今日はさらっと。
エッサウィラからマラケシュへ移動。

10:20に起床、朝ごはんはギリ間に合う。
先にプレートによそっておいて、
パッキングをしてから朝ごはん。

今日は晴れ渡っていて、
気持ちのいい景色だが、
ものすごく風が強い。

屋上は人が少なく、
アメリカ出身のtheノマドワーカーの
マークと出会う。

なんとこれまで65カ国旅も
働きながら旅しているという。
落ち着いてて気が合い、
ゆっくり会話を楽しむ。
旅はやること多くてハードだけど、
毎日刺激があって、
日々が流れていくのではなく、
生きてるって感じがするのが好きと。

エッサウィラの人は
毎晩家族で夜中までビーチ沿いに来て
チルしたりサッカーしたり、
仕事や学校は?と疑問に思うほど、
彼らの生活はリラックスしてるよね、
そういうのもいい刺激になると。

彼も刺激に疲れることもあり、
そんなときは好きと思える場所でゆっくりして、
何も考えずに過ごして、
また次に行きたいと思ったときに
旅をスタートするという。

ご飯の話になり、
辛いもの好きらしいく、タイフードが
1番好きなんだとか。
シカゴ出身だがらいろんな移民が
住んでいるので、いろんなご飯があり
それがシカゴの好きなところとか。
料理も趣味らしい。

アメリカ人は成功するまで
時間がないので簡単な
ファストフードを食べる人が多いと。
安くて早いファストフード。
そして肥満の問題。

マークも、気の合う人とは
最終日とか、
旅の最後の方に出会うよね、と。
共感して、それが人生の
面白いところでもあるよね、
と言うと、まさにそうだね、と返してくれる。

マラケシュ行きのバスの時間で
30分くらいしか話せなかったけど、
いい時間だった。
親友の奥さんが日本人らしく、
4月に日本に行くかもとのこと。
お花見をぜひ楽しんでもらいたい。

モロッコはローマやバルセロナや
パリのように最初の行き先ではないので、
旅好きな、素敵な旅人に会うことが
多い気がする。

巡り合わせで、また交点があるといいな。
ミカとも明日マラケシュで会えるかも、と
話しており、縁のある人とは
こうして会えるものだ。

バス停へ向かう。
徒歩30分くらい。
エッサウィラにもこんな場所が
あったのか、とほぼ街歩きを
しなかったことを少し後悔。

おかしいおじさんが、
コンニチワ、チワワ!
と何度か叫んできて嫌だなぁ、と
思いつつ、一目で
中国ではなく日本人と分かるのはすごい。

そのあと歩いて5分もしないころ、
自転車にまたがり遊んでいるこどもが2人、
好奇心と嬉しそうな目で
丁寧に手を合わせて、
こんにちは、と声をかけてくれる。
おー、こんにちは、と
笑顔でリアクションをしたら
うれしそうに目を合わせていた。

いろんな人がいる。

バスで前に座っていた女の子に
マラケシュへ行く?
ホテルの相場を教えてほしい、
と話しかけられて少し話す。

オランダ出身で両親はもともと
モロッコ出身なんだとか。
今は家族みんなでオランダに住んでおり
ホリデーでモロッコに旅行にきたと。
そしてこのあと親とバイバイして
引き続き旅をするらしい。

着いたら夜ご飯に
一緒にぶらぶらしない?
よかったら明日も近くの街に
日帰りに行くけど一緒に行く?と
ガンガン誘ってくる。
絶妙にちょっと警戒する距離感の詰め方も
モロッコであるあるだ。

宿に着いてから連絡することにしたけど、
彼女もネットがなく連絡つくのが遅くなり
疲れていたし宿の周りの小道が
人気がなく夜は怖いので断った。

バスで約3時間。
砂漠のような乾燥した土地に
まばらに木が生えている。
植生の違いを見るのが好きだ。

素焼きのタジンとクスクスの皿が
並ぶ店が多く、
ローカルの人は絵付けされた
ものではなく、はやり素焼きの
シンプルなものが定番なのだろう。

モロッコはロバとリヤカー式の
二輪車が多い。
馬が引いていたり、ロバが引いていたり、
前に自転車ぎ付いていたりいろいろ。

ロバが多いのは
個人的にきゅんとする回数が増えて幸せだ。

マラケシュに到着。
バス停がGoogleマップと違く、
向こうの方よ、と教えてもらうも
あてもないので歩くことに。
徒歩38分と出ている。

しかも石畳で街の迷路のような
商店街の並ぶメディナを
ほぼずっと歩いたので、
小一時間くらい歩いた。

めちゃくちゃインドを彷彿とさせる。
細い小道を原付や自転車が通り、
活気の溢れる賑やかな通りに
店と人とものが並ぶ。

カラフルで、きらめいていた。
イスタンブールやタイなどの
他の大きなマーケットよりも
なんだか心踊るのは、
同じように同じようなお土産屋が
溢れるにしても、
メイドインチャイナのつまらない
ポーチやらなんやらではなく、

革靴や布のバブーシュに
かごバック、ラグと
センスのいい雑貨がたくさんだからだらう。

女性でインド怖く、でも
同じようなカオス感を体験したい人には
可愛くて活気に溢れるモロッコは
超オススメだ。

キャリーを引いており
あまり写真を撮れなかったが、
小さい店が迷路のように続き、
可愛くってワクワクが止まらなかった。

宿に到着。
リヤドも可愛い。
吹き抜けとタイルとカラフルな布の装飾。
もともとモロッコの伝統家屋で、
裕福な人の邸宅だったが、
西洋人がよさを見出して
改装してゲストハウスに
なっているところが多いんだとか。

バナキュラー建築の
代表的なものの一つで、
あまり雨が降らないからこその吹き抜け、
屋根のないテラス、
換気されるように、涼しいように
吹き抜けとタイルなど、
こういう知恵の詰まった建築って
大好きだ。

スタッフさんは英語が得意ではなく、
旅人もグループが多くて
これまでの宿とは雰囲気違く、
少し居場所がないようにも感じた。

チェックインの人が来ないので
屋上で待つことに。
チューリッヒのお気に入りになった
お店の紹介動画を作ってアップする。

夜になり、朝ごはんしか食べていない
ことを思い出す。お腹が空いたが
ちょっと治安悪く、人気がないので
怖いので徒歩2分くらいの
お店でインスタント麺買って終わりに。

コンロにタジンが置いてあり、
スタッフさんが作ったらしく
あんまり感じが良くないな、と
思っていたスタッフさんが、
少しお裾分けしてくれた。
そのあともいくつ?とか
仕事は?とか少し会話してくれる。
悪い人では全然なく、
ただ英語が得意ではないだけだった。

この少しお裾分けしてもらった
タジンのなんと美味しいこと。
人間らしいご飯のありがたみを感じる。
インスタント麺って、
お腹もそんな満たされないし、
何も満たしてくれないような。

2段ベッドの上なのだが、
明日も延泊したいと話すと、
明日は下のベッドが空くから
移動していいよ、と言ってくれた。

ここの2段ベッドが、手すりがなく
運動神経の悪いわたしは
かなり不恰好に必死でなんとか
登れる作りになっていた。

ゆっくりしていると
下のベッドのおじさんが帰ってきて
話かけてきた。

移民系の人でベルギーに住んでいるという。
生姜がありえないくらい
強く効いた砂糖菓子を分けてくれた。

バスで会った彼女もそうだが、
ヨーロッパの特にそのあたりの人は
移民系の人が多い印象で、
モロッコに来てからたくさん出会う。

誰かがリビングかどこかで
ずっとギターを弾いているのだが、
あまり好みの曲調ではない。
せっかくリヤドが可愛いのに、
何かが少し噛み合わない感じが惜しい。
主に泊まっている人の雰囲気が
エッサウィラやアンザとは違うのだ。

宿の英語が苦手なスタッフさんが
入ってきて窓を閉めようとすると、
下のベルギーのおじさんが
少し開けておいて、という
それで大きく開けると、
少しでいいよ、と
なんだか小さな言い合いをしていた。
そしてわたしに向かって
コンニチワ、と
おじさんを無視したかったのか
分からないが言ってきて、
苦笑いをした。

なんだかなぁ。
今日はいろんなコンニチワと出会う。

リビングからは品のない若物の
笑い声が23時を過ぎているのに
聞こえてくる。

これからマラケシュでは
どんな日々になるのか、
少し不安と居心地の悪い違和感と
街へのワクワクで、眠りにつく。

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