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コロナちゃん対策:「風」になるハーブティー

こんにちは。フィトテラピスト(植物療法士)のNaokoです。

先日の母の記事「新型コロナと話してみた2〜見えない世界の応用、仮説と考察」のなかで、

"新型コロナは「風」が苦手で、植物の薬効成分は体の循環をよくするものや、排出を促すものなど、その働きを生かして体内に「風」を生み出す可能性あり。”

というくだりがありました。

というわけで、フィトテラピスト(植物療法士)的に、そして、栄養コンサルタント的に、ハーブティーでコロナちゃんが嫌いな「風」とやらを起こせないかと思い、今日はハーブティーのブレンドを考えてみました。

ブレンドの観点

母の記事にもあったように、観点としてはこちら

・臓器の働きを活性化するもの
・体内の流動性を高めるもの
・排出を促すもの
・加温できるもの
・粘膜保護

生理解剖学的な観点

そもそもハーブティーも含め、水分を摂ること自体が、体内のすみずみの細胞まで、栄養や酸素、二酸化炭素、免疫細胞を運ぶことであって、動きを起こすといえるので、やはりまず意識的に水分を摂ることは大切です。

そのうえで、ハーブのチョイス上、考えられることとしては、電解質かなと。

電解質は水を引きつける溶質で、水中では電気を帯びて電気を通します。

電解質ミネラルは細胞膜の外側と内側でのモノ(栄養素と老廃物など)の移動や、浸透圧の調整にも欠かせないもので、体液バランスの移動を引き起こしたり、筋肉細胞や神経細胞の電子伝達系にも関与します。

それゆえ、ナトリウム、カリウム、カルシウムなど水に溶けてイオンとなるミネラルを含むハーブというのは、流動性を起こしやすいと考えました。

ほかにも、毛細血管を拡張する作用があるものは血液循環を良くし、結果的に加温につながりますし、多糖類の粘液質が多く含まれるものは、損傷を受けたり炎症を起こしている粘膜をなめらかにし保護する働きがあるので、粘膜保護にもなります。

という感じのことを考えつつ、「Flow」「Enhancement」という2つのブレンドを考えてみました。

ブレンド1:【Flow】
流動性、排出、加温、粘膜保護のためのブレンド

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・クリーバーズ:リンパ浄化、老廃物除去
・赤ブドウ葉:血行促進⇒加温、赤ワインの何百倍ものポリフェノールで抗酸化
・ネトル:排出、ミネラル(カリウム、鉄分、シリカ)
・ローズヒップ:抗ウイルス、ビタミンC、抗酸化(ビタミンEなどによる活性酸素除去)
・カレンデュラ:粘膜保護(胃粘膜の炎症抑制)、血液循環、リンパうっ滞除去、毒素排出

ブレンド2:【Enhancement】
臓器活性(全身強壮)、加温のためのブレンド

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・ローズマリー:抗酸化、免疫力アップ、全身の強壮、不安や緊張を改善
・エキナセア:免疫賦活、抗菌・抗ウイルス、循環器刺激
・ゴツコラ:血行促進、血液浄化、ストレスへの適応力向上、心身抵抗力、抗うつ、肝臓・腎臓機能の増進、免疫力アップ
・オレンジピール:ビタミンC

どちらもコロナちゃん(ウイルス)対策であることや、今みんなコロナちゃんのニュースや外出制限などですっかり滅入っていることなどを踏まえ、強いストレスにさらされているということも加味しています。

Native Stellar Alchemy(館)では、不調などをカウンセリングしながらハーブティーやアロマなどをご提案するフィトカウンセリング(植物療法)もしていますが、欧米では昔からハーブが生活や医療に根付いていますし、いまやハーブって、アロパシー(対症療法、一般的な西洋医学)へのアンチな態度をとっている特殊な人だけが使うものでもなく、日常的なセルフケアのために手軽に取り入れられるものです。
(日本でも「おばあちゃんの知恵袋」っていわれてますよね?)

今日は2つのハーブティーブレンドをご紹介してみましたが、こんなにたくさんの種類を揃えるのが大変!という方は、どれか1種類のハーブでお茶を淹れるのでもいいですよ!

たった1種類の植物にもびっくりするほどたくさんの成分が含まれていますし、それらは相互作用していると考えられています。

そういう植物の恵みをありがたくいただこう!という気持ちが、効果をよりアップさせてくれます。

おうちで過ごす時間が長い今の時期、ぜひハーブティーを楽しんでみてくださいね。


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