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子供のためのオルセー美術館(51)シニャック・どこまでも白の世界/いつもはいろんな色で描くけれど

シニャックは
そら

かわ

ほそふでのてんてんで
しろきり世界せかいきました。

すうっとすいこまれるようなこおった空気くうきは 
もうずっとこうまでつづきます。

なみがたつと
おかうええるふる教会きょうかいとう

そこでじっと青色あおいろ木々きぎ
かわにうつる姿すがたは 散り散りちりぢりかれていって 

しばらくゆらゆら。
そうしてまた もとのしろきりなかにもどっていきます。

シニャックはきりのセーヌがわにうつる景色けしき
あおみどりてんきました。
青色あおいろはやがてしろになってしまいそうなくらい
しずかないろでした。


Paul Signac
Bords de rivière, la Seine à Herblay  1889
Herblay. Brouillard. Opus 208
ポール・シニャック
エルブレイのセーヌ川岸 霧 1889

お読みいただきありがとうございました。
シニャックの絵はカラフルなものが多いですが、この作品は凛としたこの白が魅力です。
オルセー美術館作品でもこれだけ全体に白い作品はなかなか見あたらず、もう一点、クノ・アミエのもう本当に雪だけ!の大型の作品があります。こちらはまだ著作権があるので画像は掲載できませんが、その絵を真似して描こうという
オルセー美術館発信お子様のための工作ビデオと、クノ・アミエの雪の絵(以下サイト)をご覧ください。雪の白を描けたらいいですよね。

⭐️グレートなマジシャンになるポイントは、最後の小さな写真を紙の真ん中に貼ること。
あなたもスイスアルプスの山のスキーヤーになれます!

クーノ・アミエの「雪景色」を見ましょう。オルセー美術館のコレクションです。

スイスの画家クーノ・アミエが描いた絵のように、アルプスの斜面をスキーですべる絵を描きましょう。

材料
水色など薄い色の紙1枚 
鉛筆 オイルパステル
はさみ スティックのり
スキーをしている人の写真や絵

①鉛筆で大きな山を描き、頂上に空のためのスペースを残す。

②紙の色が透けて見えるように、白いパステルで山に小さなストロークを描いて、その上にグレー、青、黄色、ピンクのハイライトも薄く足しましょう。

③スキーヤーの絵や写真を切り抜き絵の真ん中にはってできあがり!

musée d’orsay 




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