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2歳のイヤイヤ期を乗り越えるモンテッソーリ教育の上手な準備

現在息子2歳4ヶ月。普通で言うとイヤイヤ期っ盛り‥のはずが我が家の息子にはこれといってあの噂に聞いていた凄まじいイヤイヤがあまり起きない。 

イヤイヤ期にビビっていた私は、なんだかポカーンと拍子抜けしている。

彼はもともと穏やかな性格ではあるが、大雑把な私の息子と思えないほどの几帳面さと毎日の習慣を大事にする部分もある。 
そのためもちろんイヤなことはイヤなわけで「イヤだ!」という主張をし寝転がるようなこともあるのだが、割りかしすぐ終わる。
魔の2歳児と呼ばれるイヤイヤ期を迎えたものの、今現在イヤイヤ期に悩まされていない理由がここ最近ようやく分かってきた。

彼は週3回モンテッソーリ教育を基盤としたイングリッシュスクールに通っている。
モンテッソーリ教育をはじめて約9ヶ月。

教室では毎日毎日、コップに注がれた水や豆などを少しずつ隣のコップに移し替えたり、絵の具で与えられテーマに沿ったお絵かきをしたり、サンドイッチづくりや、クラフト制作など1歳、2歳には難しそうな課題とお仕事と呼ばれる遊びをコツコツ行っている。

彼の日々のスクールでの様子は専用アプリでプッシュ通知と共に届くのだが、その小さな背中でお仕事や課題をコツコツ行っている姿が可愛くてならない。なんて便利な時代だ。

そしてこんなふうに小さな子供と離れている時間が少しでもあると毎日の育児の大変さを忘れ愛おしくなれる。

こんな9ヶ月を過ごしてきた彼は器用さを増してきた。
家ではネジをキュッキュッと回す玩具を使いこなしたり、みかんを剥いたり、積み木やブロックを高く積み上げたりと。
些細なことだが、魔の2歳と呼ばれるイヤイヤ期を上手に過ごすためにはこんなふうに”手先を器用にさせておくこと”が重要だったんだと、現在イヤイヤ期を迎えた息子を持つ母としてしみじみ感じた。

イヤイヤ期はただをこねはじめる期間ではない。

イヤイヤ期は自我の芽生えで、

「もっと上手くやりたい!」

「もう分かってるよ!」

「自分でやらせてよ!」

「僕は一人でできるよ!」

というメッセージがより強く出てくるお年頃なのだ。
それは知能が向上している証拠だ。

これをただをこねていると勘違いしたら勿体ないのだ。だって彼はすでに一人前になりたくてうずうずしてるのだから。

そんなふうに彼のただこねの見方が変わると何を主張してるかがよく見えてくる。
息子には英語も教えているということもあり、まだ日本語で気持ちを伝えるということが上手でないため彼の様子をしっかり観察することがとても大事になってくる。

靴を履くとき。
ジャンパーを着るとき。
ごはんを食べるとき。
公園で遊ぶとき。
手を洗うとき。

彼が大好きな事柄のために必要な行為は自分でやらせる。
そうすることで「ああ!僕はこうしたかったのに!」という癇癪を起こさなくなる。
そして、手先を器用にさせておくことで自分でできるシチュエーションが増え、今話題の自己肯定感ってやつを育ませることができる。

「自分でできたよ☆ママ!」

っていう感動は大人は忘れてしまったかもしれないけど、きっと想像以上の快感なのだ。

達成感を繰り返し味わわせる。

すると難題もクリアしたくなる人間になる。

これは大人になってからは勝ち取れない財産だ。

そう、どんなに支度が遅くても、たとえごはん粒が床に散らばっても彼が成長を望むその機会を奪ってはいけないのだ。

毎日そう自分にも言い聞かせて、自分も親としての訓練を重ねる。
味噌汁がこぼれても自分で飲ませる、ご飯が散らばってもスプーンを差し出す。
朝はスクールに遅刻しないよう少し早く出て、のんびり歩かせる。

コツコツ、コツコツ、コツコツ‥。

この積み重ねのおかげで彼がイヤイヤでどうにもならないことがまだない。

これがモンテッソーリ教育でいうイヤイヤ期を上手に乗り越えるコツなのだ。
教育は習い事や学校に行っているだけでは成立しない。
間違いなく家庭環境も大きく関わっている。

モンテッソーリ教育を受けてどうなったか、引き続き息子を観察し綴っていこうと思う。

それではまた☆


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