子どもに共感するだけじゃだめーより逞しく前に進むためにー
こんにちは。ハッピーロータスです。
人生の後半戦に入り、これからどうやって生きていこうか
模索中。
自分が何を大切にしているのか、どんなことを思って生きているのかを
クリアな言葉にしたくて、色んな思いをここで
綴らせてもらっています。
記事「『ママ、見て見て~!』と言われたら、全力で反応したい」では、
子どもが「見て見て~!」と何か見せに来た時には、
興味MAXで反応しようと心がけていた。って話を書きました。
小学校低学年まではこれで良かったんですが、
子どもが成長するにつれて困ったことが出てきました。
今日は、その変化について綴りたいと思います。
こんな時皆さんがどうされているか、お聞きできたら
嬉しいなと思います。
共感が力になっていた時期
小さい頃から絵を描くのが大好きな長女は、
時間がある限り、ひたすら絵を描いているような子です。
そんな長女の描く絵を見て、私は
「お~!すごい絵が描けたね」
「ここのグラデーションがいいね!」
「この絵を見てると落ち着くわ~」
等々、共感したり感想を言ったりしてきました。
親にリアクションされることがモチベーションになって
もっと絵を描いてみよう、って気持ちになったんじゃないかと思います。
今では「私の好きなことは、絵を描くこと!」と自信を持って
言えるまでになりました。
それは良かったのですが・・・
長女の不満
ある時、
「ママは、わ~すごい!しか言わない。それじゃあ絵が上手くならない」
って言われてしまったのです。
単に、興味を持って共感するだけではあかんのか~(汗)
かといって、「ここは、こんな色にしてみてもいいんじゃない?」
などと思ったことを言ってみても、何だか不満げ。的外れなアドバイス
だったんだと思います。
結局、通っている絵画教室の先生に、
「直した方がいいところを、どんどんアドバイスして欲しい」
って自分で頼んでました。
先生は「色々言っていいの?」と最初驚かれたそうですが、
それからは、細かい具体的なアドバイスをたくさん
して下さるようになりました。
内容を聞いてみると、けっこう厳しいアドバイスもして下さっている様子。
長女はそのアドバイスを取り入れて、しっかり絵が上達してゆきました。
「ママは『お~!』しか言わんけど、先生は色々アドバイス
してくれるから、直すところが分かっていいわ!」と
本人は言っています。
成長の証・それを支えるための共感
慎重で繊細、新奇場面が苦手な長女が絵画教室に通い
先生に自分から厳しいアドバイスを求めるようになったのは
私からすると驚きです。
当たり前の成長なのかもしれませんが、
「もっと成長したい!」「もっと役立つアドバイスが欲しい!」と思い、
「成長するには、他人から厳しいアドバイスをもらう必要がある」
って理解したんですね。そして、厳しいアドバイスを受け止めて
自分のものにできるほど、こころが強くなったんだな~と思います。
感慨深い・・・。
子どもが「成長したい」と思った時には、現状を単に受け止め共感する
関わりだけでは足りず、成長に向けて切り込んでいけるような厳しい
言葉かけや関わりが必要なんですね。
でも、厳しい言葉を受け止めるためには、それに耐えられるほどに
こころが強くなっていることが大前提です。子どもの「見て見て~!」に
全力で興味を持って接してきたことは、子どものこころが強くなる
助けになり、もっと前に進みたいと思う力へとつながったんだろうな
と思います。
厳しいことを言われてもへこたれないこころを得た上で、
厳しいことを言ってもらって成長したい、ってフェーズに移ることで
逞しく前進できるってことですね。
親からも言わねばならぬ
ここまでは、本人が自らアドバイスを求めてきたという話でしたが、
子どもが成長すると、親からも意見を言うべき場面が出てきます。
子どもが小さい頃は、あれっ?と思うような点数でも
「見て見て~!」と見せに来たら、「頑張ったね!」と
一緒に喜んでましたが。
小学校高学年にもなると、客観的な目も必要になってきます。
子どもからは見えていない部分で、これは言っておいた方がいいよなあ
ってところ、出てきませんか?
子どもが自分では「かなりできてる!」と思っていても、
客観的に見たら「いやいや、それは平均くらいの出来やで」って時。
その現実を伝えた方が良いのか、本人の「できてる!」って思いに
寄り添った方が良いのか、めちゃくちゃ悩みます。
子どもの「できてる!」って思いに寄り添った方が、やる気を
潰さずに済みます。でも、その思いを尊重した結果、最終的には
そこそこの出来に終わって、本人の予想をはるかに下回る結果と
なる可能性が高い。
子どもの求める言葉かけ
どこまで言ってあげたらいいんだろう。
本人が「できてる!」って思っているところに、それは「平均くらいだよ」と下手に言葉かけすれば、やる気を潰してしまいかねない。でも、
「(客観的にみて)私って、どれくらいできてるかな?」なんて
子どもが聞いてくるのを待っていては、なかなかその機会は
訪れない。
めちゃくちゃ悩みますよ。
とりあえずそんな時、
「子どもが目指している目標」は何だろう?って考えることにしています。
〇〇ちゃんには勝ちたい、という目標かもしれないし、
平均点は取りたい、ってことかもしれない。
△△中学、✕✕高校に受かりたい、っていう目標があるかもしれない。
本人の置いている目標に対して、この点数はどうなんだろう?
足りてるんだろうか。という視点で寄り添うことで、
本人のやる気を潰さずに声掛けできたらいいのかな、と思います。
そんなにうまくはいかないけれど
とはいえ、言うは易しで、そんなに簡単にはいきません。
本人の目標に対しては点数が足りなかったとしても、
「この点数だと厳しいなあ」と親が言えば、
「そんなこと言わんといて。余計へこむやん」と言われたり。
かといって、「(本人としては)頑張ったから、いいんじゃない?」
と親が言っても、子どもがそれで納得するわけでもなく。
結局は、子どもが自分で乗り越えていくしかないんですよね。
色々な声掛けをしてみて、ああ失敗したなあとか、
声掛けを失敗したと思ったけど、
あの後子どもが自分で改めて考えて、納得したみたいだなあとか。
子どもの様子を見ながら、ちょっとずつ前に進んでいけたら
いいのかなと思います。
子どもが成長するにつれて、これまでとはまた違った悩みが出てきますね。
ほんと、子育てって難しい。でも、面白い!
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
おわり