シェア
異形博物館【オカルト・ホラー】
2023年4月19日 21:41
【カプラカン】 容易に山を崩す怪力男マヤ神話に登場する巨人。父は大地の巨人と呼ばれ、乱暴者で名高いウクブ・カキシュ。カブラカンは次男である。父の血を継いでいる証は、力自慢だけではなく名前にもあり、カブラカンは「地震」という意味を持っている。山々を簡単に突き崩し、自分自身を「山を覆す男」として豪語していた。だが、フンアフプーとイシュバランケーという双子の英雄に見事に騙され、埋められてしまった。
2023年4月8日 18:49
【ワーム】 ぬるりとした胴体をうねらす大蛇ヨーロッパの神話や民話に登場するドラゴン。元々は大蛇という意味の言葉であり、古い伝承では巨大で細長い蛇のような姿をしている。全身はぬるぬるとしており、足も翼もなく、毒の息を吐く。たとえ胴体を斬られても、元通りにくっついてしまう便利な能力があった。ワームは水辺に棲み、井戸や泉を訪れた乙女を襲って喰い殺す凶悪なドラゴンだった。時代が移ると共にワームにも翼
2023年4月5日 06:31
【ギガース】戦うために生まれた巨人ギリシャ神話における巨人族を指し、複数形ではギガンテスと称される。天空神ウラノスが大地神クロノスに性器を切り落とされたさい、その血がウラノスの妻である大地女神ガイアに滴り落ち、この巨人を身ごもったのだという。生まれ落ちた時から長槍を持ち、青銅の鎧を身につけ、ぼうぼうの髪と髭をたくわえていたとされる。脚には蛇のうろこがあり、下半身が蛇となった半人半蛇の姿で
2023年4月3日 08:48
【オルトロス】巨人の下で家畜を守る双頭の犬ギリシャ神話に現れる怪物エキドナとテュポンの間に生まれ、地獄の番犬ケルベロスの兄弟。ふたつの犬の頭部と、背中に7つの蛇の頭を持ち、尻尾は蛇という姿。身体は大きく、獰猛な性格である。はるか西方にあるエリュテイア島で、巨人ゲリュオネウスが飼っている家畜番と共に、すねの赤い牛の番をしていた。ところが、英雄ヘラクレスがこの牛を奪いにやってきたため、匂い