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転職に「向かない人格」「向く人格」①

仕事柄、面談だけで年間500名、エントリーされた方だけでも600名以上の方と接していると、様々な人に出会います。
中には社会人として最低限のことが守れない人がいます。

・面談の時間になっても現れず、そのまま連絡無し(無断キャンセル)
・「辞退メール」一つ送らずに音信不通になる
 
それらは論外であり、わかりやすい話です。
常識的に考えられないと思われるでしょうが、実際にエントリーされた求職者の1割くらいの方はそれに該当します。

次に面談調整の際、履歴書と職務経歴書を貰います。その際に「人格」が出てしまう方がいます。

 ・人生を決めるような履歴書・職歴書が誤字脱字だらけ
 ・履歴書の写真が明らかな自撮り、もしくは旅行写真
 ・10ページにも20ページにもなる「大作」の職務経歴書
(その1文を見落としていただけで「読んでいないのか!」と罵倒する方もいます)
 ・メールの文章が、見るからに稚拙
 ・「土日に郊外の地元まで来い」と自分本位な連絡をしてくる
  (基本対応していますが、その時の言い回しですね)

面談や、その後推薦までのやり取りの中でも、営業畑で多くの方と接してきたつもりでも、それまでなかなかお会いしたことが無かったような、如何なものかという方にも出会います。
いくら学歴や職歴が立派であっても、自らがアウェイとなる転職先では周囲とうまくはやれないと思われるし、面接中に問題を起こす可能性もございます。

 ・初めから、明らかにエージェントを見下した態度を取る
 ・相手の話を聞かず、もしくは質問に答えず、自分の話したいことを一方的に話す
 ・あたかも自分一人だけの実績のような話をし、一緒に働く仲間を腐すような話をする


残念ながら、このような方が転職先で上手くいくとは思いません。企業との面接で猫を被って見抜かれないで採用される可能性は0ではないですが、遅かれ早かれその一面は表に出てしまうと思われます。

外見や振舞いもあります。
 ・不潔感
 ・タバコの臭いが気になる
 ・目を合わせない
 ・不愛想すぎる、もしくは初めから喧嘩腰
 ・挨拶など最低限の礼儀ができない
 
それらについては面談で言葉を選びながら指摘します。その時の対応で、素直な返事が返ってくるか、否かで判断できます。

「人格」で推薦しないという例は、このような一見極端な方とご理解いただけると思いますが、こちらも面談したうちの今年のデータでは15%弱存在するのです。

(続く)


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