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世界一雑な(?)イタリア旅行記_3/4

7/29(土)朝食時。

A「今日はどこへ行こうか?」

L「今回の滞在では南にも北にも行ったし、あと残ってるのは中央だろ」

...というわけで、ヴェネト州からさらに南下し、イタリア中部へ向かった。

エミリア・ロマーニャ州をガン無視し、ウンブリア州へ突入

A「トラジメーノ湖に行かない? 君、行ったことないだろ」

L「昨日はガルダ湖で、今日はトラジメーノ湖... 目的は湖の魚が美味いレストランだろ。今回はいい店に当たるといいね。それにしても、お前、そんなに淡水魚好きだったんだ」

A「うん。淡水魚は基本不味いからね」

L「...言ってることおかしいだろ」

A「いい材料を使えば美味しい料理ができるのは当たり前だけど、淡水魚は上手く料理しなければ食べられたものじゃない。だから淡水魚の料理は勉強になるんだよ。俺に言わせれば、料理はそのままでは食べられないものを食べられるようにする魔法なんだ」

あいつの言ったことを上手く訳せたかどうかは分からないけれど、魔法使いに会いたい35歳児の希望を叶えるべく、僕たちはトラジメーノ湖へ向かった。

トラジメーノ湖に到着

目的地には着いたものの、昼食にはまだ早い時間帯だったので、周辺の小さな集落を散策することに。

誰もいねぇ。顔にモザイクかける作業が省けてガチで楽。
出口のない道。全ての問題に解決策があるわけではないのと同じだ。
『12時』って、見てるだけで腹減ってくる…

散歩をしているうちに昼時になったので、レストランへ。アンドレアが事前に魔法使いのいる店をリサーチしたので、彼を信じ、あいつと全く同じものを注文することにした。

【淡水魚の前菜】僕は顔の付いている魚が食べられないので、真ん中の小さな魚は全部、顔だけアンドレアに食わせた。この中で一番美味かったのはタルタルソースがかかった鮭みたいなやつ。ちなみに、アンドレアはこの料理を褒めていた。
【淡水魚のパスタ】僕も美味かったと思ったし、アンドレアも褒めていた。
【パン粉をまぶした淡水魚の串焼き】アンドレアが褒めていた。僕はレモンの他に、塩をいっぱいかけて食べた。
【玉ねぎとパンにチーズとトマトソースを乗せて焼いたやつ】アンドレアは褒めていたけど、僕はパンが湿っていて不味いと思った。
【普通のサラダ】イタリアのキュウリって、どうしてこんなに不味いのだろう? このキュウリを美味く食えるようにしたら、僕も魔法使いになれるのだろうか?
【レモンクリームのセミフレッド】こちらは僕だけが注文した。テーブルに届いた瞬間、アンドレアがウエイターに「気持ちは分かりますが、この子、男なんです。変な気を起こさないでください」と言った。思わず飲んでいた水を皿の上に盛大に吹き出してしまったが、それでもこのセミフレッドがこの日食べた物の中で一番美味かったことに変わりはない。

食後、腹ごなしがてら、再び適当に見つけた集落を散策する。

集落の入り口。中には誰もいない予感がする。
Viva☆無人!

最後に僕にとって思い出深い花の写真を載せて、この日の日記を締めたいと思う。

ブルーマロウ(ウスベニアオイ)の花

A「この花の名前、知ってるか?」

L「知らない」

A「マルヴァっていうんだ」

L「マるバ」

A「違うよ。マルヴァ」

L「マるバ」

A「"R" じゃなくて "L"、"B" じゃなくて "V" だよ。malvaヴァ!」

Lmarba!」

...10年以上前の話だ。