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我がヒーローたちへ(序文)

初めまして。雨ふらしと申す者です。
note世界の秘境へようこそ。
わたくしは社会的にはまあそれなりにまともかと思っておりますが、個人的には日々上の空の人生でございます。

文章を書くのは好きなほうなのに、言葉で何かが定義された途端、そこから必ずこぼれるものがあることがわかり、ついそちらのほうを見てしまう者なため、書いたり話したりするにつけ言葉というのは難しいと痛感しますね。そういう性質だからか、絵や音楽が好きで、自分でも絵も描いたりします。ただそれはそれで難しいんで、両だてで何とか生きてる感じでしょうか笑
どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

人間が形成されていく際には、複雑な要素が絡み合っているものとは思う。皆さんは、いわゆる世間的イメージと自身の内面にどの程度隔たりを感じて生きてこられただろうか。

筆者に関して言えば、どうやらどっかが結構食い違っているほうのようだ。

例を挙げると、ある人曰く、静かに腰かけボサノヴァでも聴いてそうということであった。何らかの誤解が生じている。これはいかん。(?) いや…音楽自体が好きなので、自分がいいと思うものはジャンルに関係なく聴く。しかしどちらかといえばロックのライブに単身でも乗り込み、特に若い頃はモッシュなどは何のその、ダイブで次々送られてくる頭上の人々には誤って蹴られないように躱しながら乱舞していた旨伝えたところ、仰天していた。一見そういう類には見えないらしい。

もう少し近しい人からは、常に足を組んでテーブルにつき紅茶でもすすってそうだけど、ほんとはきっとパワフルだよね?と言われたことがある。一体どの情報からそういう判断が…?まあ、紅茶は飲むよ、うん。むしろ普段は茶ばっかり飲んでるといっても過言ではないし。
いや…この人は何か見えていたのかもしれない。申し訳ない。←

これは別にわざわざ本性を隠してるとか逆に外ヅラを盛ってるとかそういうつもりはなく、本人としては自然に生きてる上での現象である。自分で言うのも何だが、ある程度印象どおり静かで平和的な人種のはずだ。
環境的要因でそうなった部分もあるのか。下にきょうだいがいるが、多少歳が離れており、基本的な人格の土台が形成されるといわれている3歳を過ぎても、大人に囲まれぼんやり育ったのが影響しているのかもと思う。

しかしだ。
まあ人間にはおそらく持って生まれた性質というのもあるんだろうな…と。

幼少期、覚えがないものの身内から聞いた話で、祖母が歯医者に連れて行った際に大暴れし、「ほっぺたに穴が開くとマズイので物心がついてから来てください」と出禁になったらしい。親は当時、うちの物静かな子に限ってそんな…と思っていたそうだが、今は「そういえばあの頃から片鱗はあった」とか言ってくる。(片鱗て)

確かに、いつからか自分でも何か妙だな…とは感じ始めた。時々、どこからともなく“気”みたいなものが湧いてきて、心に渦巻くのだ。それが破壊衝動のようなものだと気づいたのは後になってからだったが、体力があるほうではなく趣味も文化系の自分の器にどうも合っていないように感じていた。
かといって、そういったいらぬエネルギーをやみくもに他者にぶつけるのは違うという譲れない美意識もあったため、何とか己で封印できないものかと様々なことを考えたわけだが。

うら若き頃は結局その釣り合いのとれていなさを自分でどうすることもできずに、心身に変調をきたしたことさえある。まあ今はいい大人になり、そんなことあったっけ…ぐらいのものだが、当時はうっかり死にそうになったという^^; 精神を修養するのは大切でも、ほどほどにしたほうがいいということだけは学んだ。←

とにかく一旦我に返って、それは人様に向けるのもヤバイが自身に向けるのもヤバイぞという結論に至ったものの、じゃあどうするかという問題は解決されていない。自分は一体これからどうやって生きていけばいいのだろう…

そんな時である。

彼方から、ただならぬエネルギーを持った文化的救世主たちが現れたのだ。
無意識に吸い寄せられる美術、音楽、哲学…
もしや精神的暴走族の自分のような者のためにあるのでは…?笑
それらは、非常なる楽しさやわくわくする感じ、炸裂する暴力的な美しさをもって迫ってきて、圧倒的な力でこっちの渦巻きをなきものにしてくれた。

ハッ( ゚д゚ )!!!!!

あれ…?これって……………ヒーローじゃね???

『自分ではどうにもならないよ~~~苦しいよ~~~
誰かタスケテ~~~タスケテ~~~……( ノД`)°ο』
……というところに颯爽と現れ、いらぬものすべて吹き飛ばし、感動だけを残して、名乗るほどの者ではの勢いで去ってゆく……

これって、ヒーローじゃねえかよ!!!!!


というわけで筆者は昔よりセルフコントロールが効くようになった今でも、やはり高い熱量を孕んだものに、ほとんど無意識的にひかれる傾向がある。そして、自分を救ってくれる彼らはまさにヒーローである。普段、何食わぬ顔で社会生活を送れてきたのも彼らのおかげ…といっても過言ではない。←

ここでは、これまで出会って実に圧倒された数々の作品に感じたことを時々記していこうと思う。
我がヒーローたちへ、最大級の感謝と賛辞を込めて。

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