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I et.al.
2021年3月28日 22:34
メディアが撒いた物語たちの断片が僕の内側にたくさん突き刺さっていて、ことばが阻げられているような気がするんだよ。今起こっている全ての議論を収斂するとメディア論になるんだって話、したっけ。あなたを僕はここからこうして液晶で見据えているけど、だんだんとあなたの輪郭がぼやけてくる。あなただけじゃなく、風景も、空気も、ゆがんでくる。あなたは実は何を見ているのかわからない。僕はあなたを見ていると思っている
2021年3月12日 05:58
眠りの中には、深い夜の原生林。水中花のように、事象は浮かぶ。人間の中には、群生する無数の手。欠乏をもとめる、ひたすらな叫びたちの羅列。詩文のなかには、まだ見ぬ彼方への想念。仄かに、けれど確実に呼びかける声を潜めて。
2021年3月3日 16:54
ここはとても高いところであり、あなたに最も近いところだろうと直感しながら、一歩一歩と風をあずかりながら右足を、そして左足を前へと進め、ひんやりとした銀の手すりに触れる。ここにはいつも同じ風が吹いています、と呟きたくなる。同じ風です。ここに来るまでは、それはあなたの不在の絶対性を画定させ、鈍色の寂寥をはこんでくる、絶望的な風だとおもっていました。けれどなんでしょう、この風はあなたのように優しく、包む
