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30歳が近づくにつれて「恋愛と結婚は別物だよ」の意味が分かってきた

「恋愛と結婚は別物だよ」先人たちから続く呪文のように聞かされてきました。その度に、The恋愛体質な私は、「なんで?」好きだから恋愛が始まるし、恋愛が始まったからその延長に結婚があるんじゃないの?とばかり思っていました。

それでも、自然の摂理に抗うことなく人並に年齢を重ねていく中で、「ん?この恋愛特有の不安!とか、ドキドキ!ってずっと感じているのは精神がキツイな。。。」と思うようになりました。学生時代までの恋愛は、家に帰れば家族がいるし、学校に行けば楽しませてくれる友人がいる。きっと、若い時の方が無意識の依存先は多かったんでしょうね。病むにしても、絶対周りにサポーターがいたことで、恋愛でそこまでどん底に落ち込んだり不安になったりってなかったんです。恋愛はいわば、非日常のちょっとした楽しみとしてむしろバランスがとられていたんだと思います。

しかし大人になるとそうもいかない。
家族のもとを離れ、家でも1人時間が長くなる。同世代の友人たちは、社会人になったことで否応なく自身が生きていくこと、食べていくことに必死になります。人のメンタルのケアなんて、もうしている暇ありません。
そんな中で、これからの日々、生活を共にするパートナーともなりうる可能性の存在が、私たちのメンタルや嬉悲をアップダウンさせてくる存在なら…?確かにそれって、生きていくうえでかなり負担というか、重荷になりますよね。
好きで好きで恋愛しているけど、それが私たちの衣食住に悪影響を及ぼすとしたら…そんなリスクを背負うよりは、「家族」「生活共同体」「心身の安定を支えあうパートナー」としてのまた別のカテゴリーの「愛」を提示し合える相手の方が良いのかもしれない、とやっと思えるようになりました。
人類が誕生し、文明が発達し、何年経ったとしても、どの時代でも人間は、いつも同じ時期に同じように悩み考え決断を下してきたのかもしれませんね。

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