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30代サラリーマンの読書感想文 vol.1【敗者のゲーム(原著第6版)】 チャールズ・エリス

こんにちは。
これから自分の読んだ本を要点を纏めて、発信していく事をしたいと思います。取り組みを決めた理由は以下3点です。

1) 本でインプットした事の整理
2) アウトプットの訓練
3) 読書を通じて得た物の価値の共有

1)と2)は自己鍛錬、3)は他者への価値提供となります。日々の継続を通じて自己のスキルアップ、そして提供する価値の向上を目指します。

カッコよく言いましたが、要は”大人の読書感想文”です。それも大人と言っても未だレベル1, HP: 10くらいでしょうか。でもここからは伸びるしかない、継続して必ず、レベルアップします!!

もしお読み頂けけましたら、良い点、悪い点や気づきなどをコメント頂けましたら幸いです。特に例えば構成が分かりづらい、先に結論や所感を述べるべきなどの改善点に就いては、是非コメントを頂ければ嬉しいです。

さて、前置きが長くなりましたが、第一回目に紹介するのは、

敗者のゲーム

ってなに・・・?、と思う方も多いと思います。
何か難しい自己啓発本かなと想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、

資産形成(投資)に関する内容で、

『長期間でのインデックス投資』

が良い事を投資市場の原理、投資を行う上での重要事項や注意事項等も交えながら分かりやすく解説しています。

この本との出会いは、ファイナンシャルプランナーとして様々なお金の知識をわかりやすくyoutubeで発信している、井上遥介(イノウエ ヨウスケ)さんが投資を始める上で読んでおくべき一冊として紹介していたのを見て、手に取ってみました。後でちゃんと調べたら、投資のバイブル的な超有名な本だと分かって、既に投資を始めていたのに知らなかったのがちょっと恥ずかしい・・・

今回、この本を読んで得た学びは、

1. 資産運用(投資)は、敗者のゲームだと理解する
2. 長期インデックス投資が資産運用としてはおススメ

何だ、もうさっき紹介文で同じ事言ってたじゃないか、と思うかもしれません。ただ、これが大事なんです!!

<敗者のゲームってなんやねん??>

って思ってる方、たくさんいると思います。私も最初は思いました。
敗者のゲームとは、

強い者が勝者になるわけではく、ミスを犯す弱者が敗者となり、勝者が生まれる

具体例として、スポーツのゴルフを思い浮かべて下さい。
勿論、例外も有りますが、一般的にゴルフはミスをしない事が勝つ為の最善策と言われています。攻めるよりも、ミスが少なくスコアが崩れない守りのスタイルの方が強いというイメージがないでしょうか?敗者のミスにより勝敗が決定するケースが多いゲームの典型的な例です。

では何故、資産形成(投資)が敗者のゲームである事を理解しておくのが重要なのか?それは、

多くの投資家が市場平均以上の利益を出そうとするが、長期的に見てそれは極めて困難であるから』

具体的には、

1. 機関投資家やプロの個人投資家がマーケットの8割以上を占めている。
2. そんなプロでも長期間に渡って市場平均以上の利益を出し続けているのはほんの一握りのみ。
3. 一握りの利益を出し続けている人(=勝者)は、負けている人(=敗者)がいるから(いわゆる、私達の様な素人がカモにされている人が損する事により利益を得ている人がいる)

 

では、私たちの様な一般の投資家はどうしたらよいのか??

それは、短期ではなく長期、そして高コスト・高リターン・高リスクではなく、低コスト市場平均を目指し、アクティブファンドよりも結果として利回りが高いケースが多い、『長期間でのインデックス投資』が良い。

<長期で行うインデックス投資とは??>

インデックス投資で具体的には何が重要??
どうやって始めれば良い??
どれくらいが長期ななの??

結論から言うと、明確な一つの答えは存在しない、が答えです。

何故なら、それぞれの人に因って、投資を行う目的、家族構成、目標とする資産額、運用可能額等が違っているから

但し、投資を行う人に共通の重要事項や注意事項はいくつもある中、自分でも必ず実践したいと思った具体的な内容が3つ有りました。

【重要事項(やるべき事)】
1) 投資理由を考え、現実的な運用目的を明確化。
2) リスク・リターンに合致した適切な資産配分(ポートフォリオ)を策定。
3) 長期間での運用を実施。

1)運用目的の明確化
上記で述べた通り、人それぞれ家族構成、将来必要な金額、運用可能な金額等千差万別である為、投資を行う上での自身の前提条件や目的をきちんと理解する事が大切だからです。また、長期で運用を行っていく上での指針(軸)でもあり、ここが明確でないとどこかでブレが生じてしまい、結果収益率の低下に繋がる可能性が有ります。

私の場合、子供の学費や将来働けなくなった時の生活費(投資でお金を増やし、贅沢をする事ではない)が目的であり、直ぐに必要なお金ではないが、ある程度の纏まった金額が必要となる事からターゲット金額を設定しました。

2)適切な資産配分(ポートフォリオ)の策定
運用目的が明確になったら、次にその目的を達成する為に行う事として、資産配分(ポートフォリオ)を考え、決定する必要が有る。これも、自身の資産高、期待するリターンやリスク許容度に因って人それぞれ異なるので、自信に合った適切な資産配分を行う必要がある。注意点としては、期待リターンをベースにポートフォリオを組むケースが多いが、期待リターンよりもリスク許容度の観点に重きを置く必要がある
何故なら、運用をしていると暴落等も当然ある事から、そういった事態にも備え、挽回出来ないリスクを負う事は禁物。市場は乱高下するが、下がった時も大きな損をしない事が重要であるため。

3)長期での資産運用
何故、短期よりも長期での資産運用が良いのか?
それは、運用期間が長ければ長いほど、ポートフォリオ全体の収益率は平均収益率に近づていく。つまり、短期だととても良い年も有れば、とても悪い年も有り振れ幅も大きいが、長期で均せばある程度の数値(=平均値)に近づく傾向にある。この考えを利用すると、許容できるリスクと収益率のトレードオフは、時間の取り方(=運用期間)に影響されると言える。

特に『適切な資産配分』は、
資産運用を行う上で非常に大切な事だと感じました。適切な資産配分を考える為には、おのずと
何の為に運用するのか?、
いつどれくらいの金額がライフステージの中で必要となってくるのか?、
耐えうる損失額はいくらなのか?
将来的にどういった生活をしたくて、それにはいくら必要なのか?

と言った事を自然と考えるので、運用目的は意識しなくても考える事なのかなと。

先ずは、自分自身・家族はどのような人生を送っていきたいのか、ライフプランを考え、その為に必要となるお金をどのように準備するのか、その一つの選択肢として、資産運用(投資)が有るのだと思います。

もう一度おさらいすると、

【伝えたい事】
・資産運用(投資)は、敗者のゲームである。
・資産運用を行うなら、長期間でのインデックス投資が良い。

【理由】
1. 資産運用が敗者のゲームであると認識しないと、無理に市場平均以上の結果を出そうとして、結果、敗者になる(収益率が下がる)可能性が高い。
2. 市場平均以上の成果を出す事はプロでも難しい事から、市場平均を指標とするインデックス投資が良い。運用期間が長いと収益率がより平均値(市場平均)に近づいていく事から、長期での運用が良い。

【資産運用を行う上での重要事項】
1)自身の運用目的を明確にし、ブレない指針を持つ。
2)運用目的を達成する為の適切なポートフォリオを策定する。

最後までお読み頂き有難う御座いました!!

Shun

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最後まで読んで頂きありがとうございます!! 少しでも読んで頂いた内容が何かの足しになれば嬉しいです。これからも宜しくお願いします!