30代サラリーマンの読書感想文 vol.3【バビロンの大富豪】ジョージ・S・クレイソン

お金持ちになりたい！
お金持ちになるにはどうしたらいいのか？？

人生で一度は、考えた事・思った事がある人が多いのではないでしょうか。私は小さき時に良く思っていました。大学にも通う事が出来、決して貧しいわけではなかったが、やはり周囲と比べて、何か満たされない事があるとお金を意識する事は有ったと正直思う。

そんな昔の自分の問いに対する答えが書いてある本です。

バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか

【得た学び】

(1)真の原理・原則は、長年に亘って変わらず、語り継がれる。
(2)物事を成し遂げる為には、強い意思、明確な目的と継続が必要。

この本で紹介されているお金・投資の基礎は2000年以上前の時代でも現代でも根本的には変わらない、つまり不変的もの。原理・原則と言われるものは、それ自体の内容の良し悪しに関らず、長い間変わらないというのが重要な要素であり、短期間で変わってしまうような思想や定義等は、原理・原則とは言わないのではないか。

そして、幾ら不変の原理・原則や知恵を理解しても、その知恵を活かして何かを成し遂げる為には、地道な日々の努力が必要。その努力を継続する為には、達成すべき目標や何故やるのかという目的が明確化されており、且つ成し遂げるという強い意思がないと難しい。これはお金を獲得する事だけに限らず、人生の全ての事に共通する概念であり、何をするにしても意識しなくてはいけない事だと再認識する事が出来た。

【主題】

金融リテラシーの基礎を学び・理解する
紀元前に栄えたとされるバビロニア王国の話をストーリー仕立てにし、貯蓄の大切さ、投資を始める上での心得、財産をいかに守るかなどにお金との付き合い方や投資の基礎知識ついて学び、誰でも財産を得て、人生を豊かにする事を出来ると説いています。

【具体的な方法】

『7つの知恵』
本書の中で富・財産を築くために理解・実践すべき原理・原則として、以下7つが挙げられています。皆さんもこの中で一つでも何か響いたものが有れば、実践して、効果を試してみて頂ければと思います。

(1)収入の1/10を貯蓄する。
(2)支出をコントロールする(収入の9割以上を使わない)。
(3)貯めた資金を使って投資を行う。
(4)財産をきちんと守る(知恵のある人間に相談する)。
(5)安定した住居を確保する。
(6)将来に備えて相応の金額を準備する。
(7)自身の能力アップに努める。

個人的には、(4)と(7)に関して、重要であるにもかかわらず以外と理解されておらず、実践していない人が多いのではないかと感じました。

(4)財産をきちんと守る(知恵のある人間に相談する)
貯蓄・投資・事業等で得た財産をきちんと確保し、失わない様にする。その為にはその道のプロと言われる知識人に相談し、助言を得る事が大切です。日本人は、情報に対してお金を払うという事に対して抵抗感が強い人が多いと感じる事が多々あります。然し、無料の保険や投資相談等、何故無料なのかという背景をきちんと理解して活用しないと相手の目論見にハマってしまいます。信用出来る弁護士、税理士、会計士、ファイナンシャルプランナーを見つけ、有料であってもどのように自分の築いた財産を守り、更に増やしていくか助言を得て、安易に投資等を行い損失を出してしまう事を避ける。

(7)自身の能力アップに努める。
自己投資を行い、自身のスキルを上げる事が重要、それが結果稼ぐ力の向上にも繋がっていく。

【まとめ】

・原理・原則と呼ばれるものは、不変的なものである。
・何かを達成する為には、強い意思・目的・継続力が必要。
・お金を得るには、金融リテラシーの向上は不可欠。

最後までお読み頂きありがとうございました！

出典: バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか
(グスコー出版: 著者 ジョージ・S・クレイソン, 翻訳 大島 豊)

Shun