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人のマスターベーションのために、自分の深刻な悩みを消費する必要なんてない。

昨日今日で感じたこと。忘れないうちに書いておこうと思う。何事も反面教師。我以外全我師也。笑

昨日、ひょんなことから、初対面の人が多い(オンラインでずっと仕事の話をお互いにしてきた)コミュニティで、対面で飲む機会があった。

私が恋愛に悩んでいることを聞きつけたメンバーが、ゆっきの悩みを解きほぐそう!と言って
まさかのホワイトボードに書き連ねながら話を聞かれること30分くらい。

結論、もう2度と、プライベートでの関わり合いがない人に恋愛相談はするまい、と思ってしまった。笑

私は大概人との距離感がバグってるので、恋愛や仕事、人生に関わる事象について、人の悩みを聞いてしまうと結構深刻に捉えてしまう。
まぁみんな、真剣に聞いてくれてるとは思うんだけど。

やっぱり個々人で考え方に差があるのはもちろん、大体当たり前だけど友達以上に「他人事」として聞いているので、その深刻性の捉え方は十二分に違うのだ。

自分の悩みをただただ聞いて欲しいというわけでもない。
でも、自分の悩みの根源を解像度高く分解して、「あなたのココがいけないんだよ」と言われ続けることは物凄いしんどいんだな、と今更ながら気づけた夜だった。いい機会だった。
(今まで私にただ苦しい感情を吐露して、そんな風に逆に傷つけてしまった人を思うと胃がキュウッとする。ごめんなさい。)

しかもそれが、飲み会の席で「言うてもエモさと盛り上がりのバランスが取れた話をしてくれよ」という無言の圧力でコーティングされた日にはもう、
逃げ出したい気持ちでいっぱいだ。

だってあなたたちが思うより、私はずっと考えてきて
あなたたちが思うより、私はずっと落ち込んでる。
そんなエモさと面白さのバランスなんて、考えてる場合じゃないんだよ。

そうでしょう?

もっとこうしたらいいんじゃない?もしんどいが
「あなたのここが悪い」
「明日から気持ちを切り替えて自分を変えないと」
そんな風に自分を(よく知りもしない人に)切り出して指摘をされるのは、もっとしんどい。痛感した。

その人は(今回の場合は私は)「自分が悪い」前提で話をしてるのだ。
もう既に、「私はこういう自分を変えたい」と思っているのだ。
でもそれを「思っていても変わらないんじゃ意味ないよね」と話すのは、その人の人格とは切り離された仕事のパフォーマンスとか、勤怠とか、そういう事象に対してのものであるはずなんだ。

「思っていても性格を変えられないなら意味ないよね」

これは、相手の傷に塩を塗るただの一般的な正論だ。もちろん事実ではある。でも人間言い訳したくてたまらない時もあれば、変えるべき認知の歪みの種が強大に根を張っていることだってある。そんな簡単に人間を変える/変わる話をするもんじゃないのかもしれない。

そもそも一般的な正論を投げかけたくなるのは、その人がその個人に対して、個別具体的な話をするだけの情報量がなかったり、あくまでその人の経験だけをベースに「俺をこうだったよ、だからあなたもそうでしょ?」の範疇を超えない思考で、
相手を正そうとしているからだ(たぶんね)

だから、悩みを相談して、えええ?と思うような否定をされて、涙が止まらなくなって、
それでも場を盛り下げないように必死に取り繕って笑いお礼を言う、
そんなことをしている人は、ただちに気にするのをやめていい。

その人たちが求めているのは、
本当にあなたが幸せになることではなくて、飲み会で泣く若い女の子の悩みを聞いてアドバイスしてる俺に酔いたいだけだし、
ひとしきり自分に酔い終えたら、エモさの代わりに面白さを求めて…あるいは更に自分が悦に浸れることを求めて、次のターゲットに話を移すだけだから。そして次の日にはあっけらかんと忘れている。
(さすがに私の場合泣いてしまったので、むしろ嫌がられて引いてるんだろうな、と言う態度だったけど、たぶんそれもすぐに忘れるだろうな、と思う)

これは傷ついたえーん、という暗い話、ではなくて
相手にも自分にも、無理矢理変わろう変えようとしなくて良い(少なくとも時間がかかることを相手にも自分にも受け入れた方が良い)という、
これまた非常に常識的なことを実感したと言うだけの記事。

彼らが無意識に出来ていないように、私もきっと出来ていない。
正論を振り翳して相手を傷つけるのは自己満足だ。

自分が痛みを知った時、初めて相手の痛みを切に感じることができる。今日はもうひとつ、優しくなるきっかけをもらったんだなぁ。少しずつ変われると良いな。 

あーくそう。やけになって熱海で1人温泉に浸かり、湯上がりに棒天とビールを決めてnoteを書く、そんな自分のお一人様力が憎い。こんな時に可愛げ持って人に甘えられたら良いのになぁ…笑

今日も天気で気持ちいいし、強く楽しく私らしく生きるぞ!笑

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