マガジンのカバー画像

難病日記

15
発病から入院治療、そして退院後の治療を時系列を追ってエッセー風に書いています。
運営しているクリエイター

#闘病日記

薬だけでは病気は治らない

薬だけでは病気は治らない

表題はちょっと過激でしたか。もちろん薬が無用だと言っているわけではありません。入院すると沢山の薬が処方されます。もちろん全て飲みます。とても効きます。とっても有効です。でも、だからと言って薬が勝手に病気を治しているのではないと思っています。

ここからは長年の持論です、経験値です。特に科学的な根拠があるわけではありません。ご理解くださいね。

病気を治しているのは結局は自分の治癒力です。免疫細胞だ

もっとみる
入院中、心に刺さった先生の言葉

入院中、心に刺さった先生の言葉

表現が適切ではないかもしれませんが、好い意味で本当に心に刺さりました。それはリュウマチ科の部長先生が回診に来た時に聞いた言葉です。

山本さん、決して火のない所に煙は立ちません。症状があるっていうことは必ず原因があります。その原因を突き止めて治療するのが医者の仕事です。

その言葉を聞いて嬉しくなりました。それはある意味自分の病気に対する理解と重なるところがあったからかもしれません。
時々眼科の先

もっとみる
脳で病気を治す 戦闘開始

脳で病気を治す 戦闘開始

了解の返事が脳からあったので、強くて頑丈な古い筋肉を捨てて、柔軟な新しい筋肉を作るプログラミを脳に依頼しました。
脳はさすがですね。丸一日でプログラム完成させてくれたので、早速治療の開始です。

脳からは「古い筋肉を免疫が積極的に壊すように」指令を出し始めました。思った通り体重は毎日のようにどんどん落ちていき10日後の21日には体重は54.6kgまで落ちました。それに応して筋肉崩壊を示すCK値が下

もっとみる
脳で病気を治す 前準備-病状把握

脳で病気を治す 前準備-病状把握

入院したことでやっと病気と闘う体制が整いました。壮大な人体実験の始まりです。でも本当に脳が病気と闘って治すことって出来るのか、出来るとしてもいったいどうやって。と疑問ばかりでしょうね。
以前にも書いたように僕は脳が人間の身体をかなりの部分でコントロールできるのではないかと考えていました。そこで今回考えたのは、身体の管理を完全自動制御運転から脳による一部手動制御運転に切り替えて、病気と対峙しようとす

もっとみる
壮大な人体実験の開始です

壮大な人体実験の開始です

8月10日入院の日。記念日ではありませんが、僕のとっては記念する日です。やっと入院と相成りました。午前中に受付を済ますと病室に案内されました。青梅市総合病院東棟4F406号室。幸運なことに6人部屋の窓際だったので、河辺駅周辺の賑わいが見えて心が安らぎました。自然の景色は綺麗ですが、病気で心が寂しい時は人の営みが見える風景は、「あ、生きているんだな!」と感じられて妙に安心するものです。

さてやっと

もっとみる