1日だけの現実逃避。 避暑地、軽井沢へ。
軽井沢に行ってきた。
本当に涼しかった。
お金持ちになったら、別荘が建てたい。いや、友人の誰かが別荘たててくれないかなぁ。夏じゃなくてもいい。賑わってない軽井沢にひっそり行きたい。
「1日だけの現実逃避」と称しているため、さっと行ってさっと帰ってこなければならない。
美しい景色が見たい。美味しいものが食べたい。行ったことのない場所に行きたい。早朝に出発して終電で帰ってこれる場所。
この条件に見合ったのが、軽井沢だった。
候補としては、伊豆の大島もあった。しかし、私の怠惰な性格によりフェリーの予約を何ヶ月も前からすることができなかった。軽井沢も高速バスで行けばもっとお安く行けたが、結局新幹線で往復してしまった。
なにはともあれ、軽井沢に到着する。
メインは、[白糸の滝]と[軽井沢高原教会のサマーキャンドルナイト]。
あとは、[美味しい蕎麦]を食べること。
10時ごろに軽井沢に到着。
バスで[白糸の滝]へ。
軽井沢駅北口からバスが出ている。片道710円。
乗り続ければ、草津温泉に着くバス。
なんと!!乗り続ければ、草津温泉だと!草津温泉、この先にあるのか!
個人的にはここが今回のお出かけの一番の衝撃だった。
やはり、行かないと地理は覚えられないのだ。実際に行って「こんなに遠いのか/近いのか」「こんなとこにこれがあったのか」と体感しないと、地図を眺めていてもわからないものなのだ。
バスの車内は老若男女。日本人が多い。家族連れが多い。夏休みを感じる。
くねくねと山道を登る。こんなヘアピンみたいなカーブ曲がれます?!みたいなところを、曲がって登って行く。紅葉のシーズンだったら色づいて綺麗なんだろうなと思った。この日は緑が美しかった。
30分くらいで[白糸の滝]の入り口に到着。
山道を10分弱程度歩いて行く。
寒いくらいに涼しい。涼を求めていたため、涼しいだけで嬉しい。
サクサク登っていく。
水が流れる音。夏の虫の声。
夜はライトアップをしているらしい。
さぞ、綺麗だろうな。
そんなことを思っていたら、そこには、[白糸の滝]が!
澄んだ水。冷たかった。
近くの浅間山の地下水らしい。
冬にはどんなになっているんだろうか。やっぱ、凍るのかな。氷柱になってるのかな。次は冬に訪れてみたい。
しばらく、滝の前のベンチでぼんやりする。
ネイチャーだった。ネイチャーでしかない。日々の生活で不足しがちな「自然」を感じることができた。
たまには、「自然」を感じる日がないとやっていけないから、とてもよかった。
さて、お次は、[美味しい蕎麦]。
旧軽井沢のバス停の一番近くにあるお蕎麦屋さんへ。
旧三笠ホテルに寄って、13時ごろにお蕎麦屋さんには着いた。並ばずに入れた。
とろろ蕎麦を食べると心に決めていた。ここ最近はとろろ蕎麦ばかりを食べているから、いかに信州のとろろ蕎麦が美味しいのかに確信を持つため、とろろ蕎麦を食べるのだ。そう心に決めていた。
店員さんを呼ぶときまではとろろ蕎麦の気分だった。
しかし、天ぷら蕎麦を頼んでしまった。
隣の見知らぬ女性がものすごく美味しそうに天ぷら蕎麦を食べていたのだ。私は、天ぷら蕎麦を注文してしまった。
とろろ蕎麦は次回来る理由にしようと思った。
「とろろ蕎麦を食べるために信州にきた」って次回来た時は言おうと思う。
さて、最後は、[軽井沢高原教会のサマーキャンドルナイト]だ。
旧軽井沢銀座をぶらぶらして、中軽井沢に向かう。ハルニレテラスでまったりして、日も暮れてきたところでキャンドルナイトに向かう。
今回、軽井沢に行きたいと思った一番の理由はキャンドルナイトだった。
電車の中吊り広告に負けたのだ。最初はなんか良さげなところだな、としか思っていなかった。行ってもいいのか迷っていたところもある。
私はクリスチャンでもないし、プロテスタントでもない。高原教会は牧師だからプロテスタントだと思う。(というぐらいに、よく知らないし。)
宗教施設に行く時には色々考えてしまう。ふらっと行っているようで、気軽に行けてはいない。観光で教会や神社・お寺等々に行くときは、挨拶はするが、お参りやお祈りはしない、と心に決めている。いつからかはわからない。
御朱印集めをする人のように、スタンプラリー感覚で行けたら楽しいんだろうなと思ったことはなんどもある。
まぁ、なんでもいい。祈りたい人が祈ればいいと思う。信じるのは自由だ。祈るのも自由だ。
19時ごろに高原教会に着いた。すでに、キャンドルのライトアップはされていた。観光客も集まっていた。お庭は敷地の外から見ることができた。
この日は教会で結婚式がされていたため、20時からお庭の散策ができるとのことだった。
教会はそういうところだから、そりゃそうなんだけど、
「ここで結婚式してるのか〜〜〜( ´∀`)」
と思ってしまった。そのことを一緒に行っていた人に言うと、
「ここで結婚式したい?」
と聞かれる。できない、と答える。理由は前述の通りだ。神を信じれていないから、結婚式の時だけ洗礼をするなんてことができない。やってはいけないような気もしてしてしまう。そんな話をした。
しかし、こんなところで結婚式!なんと素敵なことよ!とは思うものなのだ。
〈ぜひ、友人たちよ。そのときには、誘ってくれよ!〉っとそんな感じだ。
だらだら話をしながら、1時間待って、ついに、キャンドルナイト!!
はぁ。いい。
冷たい空気とほのかな灯り。カメラと寄り添うカップル。手を引かれながら歩く子どもたち。フォトジェニックな女の子たち。ガチカメラをもった人たち。
足元のランタンに気をつけながら歩くのがまたいい。
完成された空間だった。
イベントもいろいろやっているみたいだが、終電に乗り過ごすと帰れなくなるため、気がすむまで写真を撮り続ける。
この日は高原教会から中軽井沢駅行きの臨時シャトルバスは出ていなかったため、中軽井沢駅まで20分くらい歩く。タクシーで帰ろうかと思っていたが、高原教会の隣・星野リゾートのスタッフの方にタクシーを呼んでもらえるかを聞くと、これから呼ぶと1時間はかかる、とのことだったから、歩いて帰ることにした。
中軽井沢駅から、軽井沢駅に向かい、結局最後はダッシュで終電の新幹線へ。
大急ぎではあったが充実の1日だった。これでいい。やりたいことはやった。
次回の楽しみもできた。これでいい。
楽しかった。また行こう。
どうでもいいことだけど、軽井沢の公共施設の水はどうやら冷たいようだ。駅やお店のお手洗いの水が冷たく感じた。ぬるくない。冷たかった。
===参考までに===
>移動に使ったバス
>白糸の滝
>行ったお蕎麦屋さん
>軽井沢高原教会サマーキャンドルナイト
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