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キャンパスではカルトに注意!

青山学院大学の注意喚起

2022年7月21日、青山学院大学が「かつて『統一協会(原理運動)』と言われた団体の後継団体や『摂理』などと呼ばれるもの」を「危険な宗教団体」と指摘し、「青春をカルトに奪われる」と学生に注意を喚起した。

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大分大学の注意喚起

大分大学は、2015年から「カルト団体等による不審な勧誘から学生を守るための基本的な方針」を掲げている。とくに「学生が、カルト団体等からの関係を絶つための相談や援助を求めてきた場合は、大学として可能な限りの支援を行う」と明記してある点では、全国でも最もカルト対策に踏み込んでいる大学の一つといえるだろう。

カルト団体等による不審な勧誘から学生を守るための基本的な方針

本学は,すべての学生が安心して安全に学生生活を過ごすことができるよう,カルト団体等による不審な勧誘やそれに伴う被害の予防対策に努めるとともに,個別に支援が必要な学生に対しては,適切に対応を行うこととし,下記の方針で臨む。

1.本学は,学内外における不審な勧誘からすべての学生を守るための情報提供や注意喚起などの取組みを全学的に推進する。

2.本学は,学生個人の思想・信条について関与するものではないが,学生が本来の目的を隠したカルト団体等に関わることにより,学業に支障が出たり,人権侵害や経済的損害等につながるおそれがある場合は,本学としての学生に対する安全配慮義務に基づき,学生本人や保護者などに対して必要な対応を行う。

3.学生が,カルト団体等からの関係を絶つための相談や援助を求めてきた場合は,大学として可能な限りの支援を行う。

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カルト入信阻止の実例

大阪大学の脳神経科学者・藤田一郎教授が、カルト関連サークルに取り込まれそうになった学生を救出した記事が Twitter に流れてきた。

学生がカルト系サークルとコンタクトを取った初動時点で「トイレを含めて学生が一人になることがないように」「携帯電話の番号変更」「アパート引越し」などと聞くと大袈裟に聞こえるかもしれないが、そこまでしなければ学生は「洗脳」されてしまう可能性がある。

「一旦、洗脳が成立すると、彼らは『向こうの世界』へ行ってしまい、元に戻すことが家族や友人をもってしても困難」であることは、容易には信じ難いかもしれない。しかし、一旦依存すると抜け出せなくなるという意味で「麻薬」と同じように危険極まりないのが「カルト」なのである!

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大阪大学の注意喚起

大坂大学は、「カルト集団などの不審な勧誘」に対する「注意喚起動画」を公表している。

日本脱カルト協会

「日本脱カルト協会」では、幅広い分野の専門家が「破壊的カルトの諸問題の研究」を推進している。カルト対策に関する最新ニュースも確認できる。

大学生諸君、上記を参考にして、くれぐれも「青春をカルトに奪われる」ことがないように!

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