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著者が語る:フォン・ノイマンの天才すぎる生涯―― マッド・サイエンティストの素顔とは?

1957年2月8日、ジョン・フォン・ノイマンは53年の生涯を閉じた。つまり、本日はフォン・ノイマンの「命日」であり、「63回忌」ということになる。

彼の生涯と思想については、2月16日に『フォン・ノイマンの哲学』(講談社現代新書)を上梓する予定である。その「はじめに」は、次のようにして始まる。

20世紀を代表する天才のなかでも、ひときわ光彩を放っているのが、ジョン・フォン・ノイマンである。

彼は、わずか53年あまりの短い生涯の間に、論理学・数学・物理学・化学・計算機科学・情報工学・生物学・気象学・経済学・心理学・社会学・政治学に関する150編の論文を発表した。

天才だけが集まるプリンストン高等研究所の教授陣のなかでも、さらに桁違いの超人的な能力を発揮したノイマンは、「人間のフリをした悪魔」と呼ばれた。

彼は「コンピュータの父」として知られる一方で、原子爆弾を開発する「マンハッタン計画」の科学者集団の中心的指導者でもあった。

彼の死後、生前の論文を集めて出版された英語版『フォン・ノイマン著作集』は、全6巻で合計3689ページに及ぶ。

第1巻「論理学・集合論・量子力学」、第2巻「作用素・エルゴード理論・群における概周期関数」、第3巻「作用素環論」、第4巻「連続幾何学とその他の話題」、第5巻「コンピュータ設計・オートメタ理論と数値解析」、第6巻「ゲーム理論・宇宙物理学・流体力学・気象学」というタイトルを眺めるだけでも、彼の論文がどれほど多彩な専門分野に影響を与えたか、想像できるだろう。

続く「はじめに」の全文は、次の「講談社現代新書」サイトに掲載されている。ぜひご覧いただけたら幸いである!

この記事は、次の「Yahoo!ニュース」サイトに転載されている。こちらには、読者のコメントもあるので、ご参照いただきたい。

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