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ターニングポイント②

腰痛専門サロン こはりの帯刀(たてわき)です😊
ぜひ、ホームページを覗いてみてください👇


 前回に引き続き、理学療法士としてのターニングポイントについてお話しします。👇

私が就職して2年目の時に回復期で担当した患者さんです。
その方は、脳梗塞を発症して片麻痺を患っていました。

旦那さんと2人暮らしで、主婦として家に帰りたいと言う希望もあり、歩く立つことすらままならない状態だったので、理学療法士として、やりがいを感じていました。

 しかし、自分の気持ちとは裏腹に患者さん自身は、恐怖心や不安を感じながら動くと言う状態でした。

 そんな中、担当していた作業療法士から、作業療法士の訓練時間におにぎりを一緒に作るから米をといで欲しいと言われました。その作業療法士は、妻です。
 主婦として調理することも目標にしていたので、恐怖や不安を少しでも減らせる形で立つ訓練ができるならと思い、米を一緒に研ぎました。ただ1人で立つのはまだまだ不安定であったため、装具を使って後ろで支えながらやってもらいました。

 決してうまくやってもらおうとは思っていませんでしたが、その患者さんがお米を研いだり、おにぎりを作っているときに「できない」・「難しい」とは言いながらも、笑いながら取り組んでいる姿は印象的でした。

色々な発想・方法次第で、苦痛に感じることもあるリハビリの時間が、いい時間になるんだなと思いました。(単に自分が真面目な発想しかできないからかもしれませんが。)

 ただ、時間とともに歩くことを立つことも上手にはなってきましたが、本人の気持ちがついていかない状態だったので、歩いているところの動画を見せたり、看護師さんや介護士さんなどにあえて歩いているところを見せて、前向きな声かけをしてもらったり、とにかく必死でした。
 私自身も患者さんができていることと、していることの差に焦ったり不安を感じていました。

 患者さんや患者さんの家族と話し合ったり・相談したり、担当していた作業療法士や先輩の理学療法士の人にアドバイスをもらいながら、自宅に帰ることができました。

 いろんな患者さんと関わったなかで、私自身の感情の起伏が激しかった人は、この患者さんだなと思います。焦りや不安もそうですし、ずっと向き合ってた、悔しい思いもしたなどなど一喜一憂な感じでした。

 患者さん自身、病院は怪我や病気を治してくれるところというイメージがまだまだ強いです。(もしかしたら整体や整骨院もそうかもしれません。)
 それまでは自分が全部改善させるという思いがありました。患者さんが主体的になると言うよりは、受け身な感じでした。
 しかし患者さん自身が、退院したいのはもちろん、怪我や病気をした状態でどう変わりたいか・暮らしたいか、その気持ちを汲み取ったり、こちらが主体的になるような方法をいろいろ提示することが必要であったと感じました。

 私たちが関わることで、ある程度は改善・治ると思います。しかし、日常生活をする中で、私たちが関わる時間以外の方が圧倒的に多いです。
 そうなってくると、患者さんや対象者の方が主体的になるように私の声かけ・伝え方を気をつけないといけないですし、結果を出す必要があります。

 まとまりがない文章になりましたが、結果を出すこと主体的になってもらうためには、伝え方やいかにして相手に色々提示する必要があることを学びました。また、リハビリの時間=きついものではないということも知れてた患者さんでした。

 最後に身体の事でお悩みの方、今後も健康で自分らしい生活を送りたい方は、是非1度相談しに来られてください。

読んでいただき、ありがとうございました🙇‍♂️



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