不妊治療のおわりと編み物のはじまり
2020年の春さき。
地方の産婦人科から都会の産婦人科へと病院を替えた。コロナ禍の中での転院だったので、都会での感染におびえていたのを思いだす。
お医者さんと相談をして、人工授精から、体外受精へと切り替えた。
不安のうずまく、コロナ禍の時代。
明るい希望がみえたようで、心身ともに、夫婦ともに、病院からの帰りのあしどりは軽かった。
そして採卵その時期、妻の方は薬を飲んだり、注射をしたりと慌ただしかった。幸いコロナの影響で、仕事の合間に通院でき、自分の方も、時間にゆとりもでき