考えることから遠ざかる。
時間が足りない。
間に合わない。
残業しないと終わらない。
仕事をしていると常に時間との闘いである。
だから、ルーティンワークで作業をする内容を決めて、行動する時間を短縮したり、脳に負担を掛けず作業を終わらしたりする。
脳を休ませるのは、作業効率を上げるためには、重要な行動だ。
仕事の負荷が大きい分、休日は何も考えたくないし、動きたくない。
身体が自然と自衛しているのだ。
現代では、スマホ1台あれば何でも出来る。
1日ずっとゴロゴロ出来る。
スマホを止めて、テレビをつける。
ネットフリックスや録画してた番組を観る。
何も考えない時間が際限なく続いてしまう。
仕事とは、社会の流れの中の一つでしかないのに、
仕事をすればするほど、社会と離れた場所に身を置いている。
仕事をすると【考えること】から遠ざかってしまう。
人間は考える葦である
パスカルの「パンセ」の中の言葉。「人間は、自然のうちで最も弱い一本の葦にすぎない。しかしそれは考える葦である」として、人間の、自然の中における存在としてのか弱さと、思考する存在としての偉大さを言い表したもの。
このままでは、
【人間は葦でしかない】
考えることが出来なくなれば、ただの葦である。
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