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転職記㉚(また面談を受けてみた)

気になるお給料のことについて、上司に相談し思っていることを正直に伝えましたが、行動に移すまでの間、求人情報をちょっと真剣にリサーチしていました。

実際に転職する気はないけれど、送られてくる面談依頼に一件だけ返信し,オンライン面談のアポをとっていました。
「とりあえず話を聞いてみたい」という姿勢で挑んだ面談でしたが、思いの外受けて良かったと思えたので、この内容についてまとめてみたいと思います。

1.登録した希望条件

今回転職エージェントに登録した希望条件は、
・年収は現職+100万円
・希望職種は現職と同じ管理部門業務
・希望の業界はメーカー
で、条件の優先順位は、待遇(給料)を1番にしました。
そして職歴には、前職での経歴に転職後の業務内容を追加しました。

また、希望職種は管理部門業務としましたが、現職同様IPOを目指すスタートアップでの業務希望としました。

2.前回の振り返り

去年の年末頃転職活動を真剣にしていました。
現在会社の求人を紹介してくれたキャリアコンサルタントにはとてもお世話になり感謝しているのですが、私にあった会社を色々と紹介してくれるというよりは、今の会社に私を入社させるためのサポートが強かったというのが正直な感想です。

結果それで良かったのですが、入社した会社の当時の採用担当者が、そのキャリアコンサルタントが所属していた会社でかつて役員をされていたということや、同じエージェント経由の転職者が多かったことを知り、会社とエージェントとの間にコネクションがあるのかもと思いました。

実際のところはわからないのですが、今後エージェント経由の転職をするなら、コンサルタントの言葉に過剰に左右されなくて済むよう、転職を焦らなくて良い状況で活動をしようと思った次第です。

また、私は前職の退職から今の会社に入社するまで3か月のブランクがありましたが、これは不利だということが分かりましたので、次があるならブランクをつくらないようにしようと思っています。

3.面談で言われたこと

オンライン面談では、一通り転職の動機や希望する業界や業種等を話した後、担当のコンサルタントから「転職はお勧めしません」とはっきり言われてしまいました。

その理由は、今転職すると「短期離職」となり、印象が悪くなるためでした。
これに関してはごもっともだと思いました。

また、待遇が良い(給料の高い)会社を希望するなら、IPOを目指すスタートアップよりも、今後上場を予定している第二創業期の会社を勧められました。

スタートアップというのは、やはりお給料は二の次でやりがい重視なのだなと改めて思いました。

4.市場価値の高い業務経験とは?

また仕事内容については、「IPO担当よりも管理部門責任者の経験の方が価値が高い」とのことでした。
その理由は、「IPOは一時的だけど、管理部門の仕事は上場後も続くから」とのことです。

またIPOに関しては、実際に会社の規程や管理体制を整えるフェーズよりも、IPOするかどうかの意思決定から主幹事証券会社やコンサルを選定するフェーズの方が、経験として評価される、とのことでした。

これに関しては、私は今前者のフェーズにおける担当者となっています。確かに仕事量としては膨大ですが、難しい仕事というわけではありません。

1コンサルタントに言われたことが全てに当てはまるとは限りませんが、自分の仕事の価値が知れて良かったなと思いました。

5.IPOって。。

前回転職時に見た求人案内に、「IPO経験者歓迎」といった記載をよく見たので、何となく経験しておいた方が良い業務と認識していました。
その理解は間違っていないと思っていますが、IPO業務と言っても幅が広いので、何でも良いというわけではないのだなと気づきました。

また印象的だったのは、「IPOに失敗しそうだなと思ったら早く転職した方が良い」と言われたことです。

IPOに失敗しそうなケースの一例として、社長だけがIPOしたいと前のめりになっていて、社員がついてこないといった事例を上げていました。

ただネットで少し検索すると、内部管理体制の不備や業績不振に陥ることの方が、失敗事例として多いのかなという印象を受けました。
前者は今自分が担当している業務なので、逃げ出すのはちょっと勇気が必要だなと思いました(汗)。

6.管理部門責任者?

最も心に残ったのは、「管理部門長の経験の方がIPOより価値がある」といわれたことです。

今の会社で自分のキャリアアップ(&昇給)を目指すなら、このポジションを目標にした方が良いと少しずつ思うようになっていました。

管理部門には、財務経理以外にも人事・労務・法務と自身が未経験の仕事がある、という不安を話すと、
「小さな会社では、財務経理責任者がその他の管理部門業務を兼任することはあっても、逆はできない」と言われました。
「それだけ決算数値を扱う仕事の重要性は高い」とのことで、「自身の経歴に強みがあると思って良い」と言ってくれました。

「ただ、管理部門責任者は大変な仕事です。」とも言われました(汗)。。

7.面談後の気持ち

面談時間は40分程度でしたが、今後の自分の仕事に対する意識が変わった気がします。
転職相談というよりキャリア相談という感じで、受けてとても良かったなと思いました。

今すぐ転職するというのは得策ではないですが、いつでも動けるように自分のキャリアを考えて、仕事を選ぶようにしようと強く思いました。

8.「転職記」終了!

前職の退職から現在の会社に転職するまで、転職してからを長々と綴って来ましたが、今回で終了にしたいと思います。

その理由は、「転職」という切り口だけでなく、自身のキャリアについての考え方や、日々会社で起きることについても綴っていきたいからです。(もちろん昇給の結果も。)
それとしばらくは今の会社で働こうという気持ちになったこともあります。

また転職することになったら「シーズン2」として再開しようと思います。

長らくお読みいただきありがとうございました!

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