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【日体大スキー部の陸上合宿に参加してみた】

株式会社コムニコの髙橋です!

私は、現在パラアルペンスキー競技に取り組んでおり、2026年に開催されます、ミラノ・コルティナダンペッツォパラリンピックの出場を目指し、日々トレーニングに励んでおります。

2本目のnoteはこちらから

3本目となる今回は、母校である、日体大スキー部の陸上合宿に参加してきたので、その様子をご紹介します。
この合宿は、毎年学生が夏休み明け前に集合し、みんなの士気を高める意味でも開催されます。
就職し、一人での練習が多くなって、刺激を受けたいという思いから参加を決意しました。
日体大の学生とは、4か月ぶりの再会ということもあってとても嬉しい気持ちでいっぱいです。

場所は毎年、新潟県にある、Kロッジさんを拠点にしています!
3食、美味しい料理を提供していただき、私たちのトレーニングを食事面で支えていただいております。


朝食

【1日目~コミュニケーションを深めたサッカー~】


1日目は、サッカーを行いました。走り、瞬発力を必要とするスポーツなので、心肺機能を高めるには、もってこいのスポーツです!普段一人でのトレーニングが多いため大勢の人とのトレーニングは、自然と笑みがこぼれます。

1チーム男子3人女子3人のチームになり、
“男子は利き足シュートをしてはいけない”や”女子が点数を入れると2点”などのルールを決め試合を行いました。

利き足と反対の足で蹴ることで、体を細部までコントロールし、自分が思った通りの動きが可能になります。

みんなとコミュニケーションをとり、声を掛け合いながらの練習はまさにチームだと感じます。

スポーツ本来の楽しさを思い出しました。また、チームで行うことで自分が持っている能力を引き出してもらい、いつも以上の能力が発揮できるのです。

集合・サッカー

【2日目~みんなで耐えたサーキット みんなで支え合ったサップ ~】


2日目のトレーニングは、朝8時ごろから始まりました。午前中はサーキットメニューです。バービージャンプや、V字腹筋、スクワットジャンプなど計6種目を3人1チームでこなします。

暑さとの戦いで、私も死に物狂いで食らいつきました。
1セット1セット終わるごとに、みんな地べたに座り込み、休憩を取って次のセットに備えます。

セットを重ねるにつれ、体が言うことを聞いてくれません。
特に私は、ほとんどの体重を左手、左足で支え、腕立てをしなければならないためバービージャンプが苦手です。「なんでこんなに言うことを聞いてくれないの!」と言いたいほど、体がつぶれてしまいます。

しかし、みんなの声掛けあって最後までやり遂げることができました!
みんなで達成感を共有できたことは、私の思い出です!

サーキットトレーニング

合宿終了後に気付いたことですが、写真撮影に持ってきた三脚を暑さですっかり忘れ、置いてきてしまいました~(笑)

午後は、この合宿のメインと言うべき、「サップ」です。
サップは過去に何度か経験はしているものの、初心者と言って良いほどのレベルです。

水の上で立ちながら、パドルで行きたい方向へ行けるのでとても気持ちが良いです。
立つにしても、勢いよく立ってしまうと、バランスを崩し、水の中に「ドボーン」です。

日体大スキー部の合宿では、体幹トレーニングや、コミュニケーション、協力の精神を高めるという目的で、集団で1つのボードに乗って、バランスをとるということもやっています。

皆でバランスをとりながら水上で立ち続けることは、簡単なことではありません。

何回も落ちて、途中から寒さで死にそうでした。
みんなで協力して、落ちないようにバランスを取り、落ちそうな人がいたら支える。

集団で行うサップは「協力」という言葉がとてもよく似合います。

落ちないよう協力
集合写真

また、立つ位置を考えながら、漕ぐこの一連の動きは、障害を持った私が、苦手な体幹強化や、右足でのバランス力をつけるリハビリになると感じ今後も取り入れて行きたい一つのスポーツになりました~!

うまくバランスをとる

【3日目~一歩一歩の積み重ね山登り~】
合宿折り返し、3日目の練習は山登りです。

登山は、長い距離をゆっくりと歩くことで、脂肪燃焼に役立つ有酸素ができるので、スキーヤーは、好んでこのトレーニングをおこないます。

平標山(たいらぴょうやま)を舞台に、寒さ対策をしっかりとして、いくつかの班に分かれて登ります。
(皆さんも山に登る時は、寒さ対策万全を期してくださいね。)

合宿3日目というのに、みんなピンピンした足取りで登っていきます。大学生はやはり体力が有り余っているのですね(笑)

集団を作って離れないように

途中からごつごつとした岩と、木の根っこが登山者の体力を奪います。登っても登っても終わりが見えてない登山は、我慢との勝負なのだと思います。
「小屋まで、20分」という看板が、登山者の心を癒してくれます。

そこまで頑張ってみようと目標値がみえるから何とか頑張れる、そしてそれを成し得た時の達成感があるから楽しいのだと思います!
小屋についたら、少し休み、ラストスパート。

登頂にむけて準備をします。

頂上に向かうほど険しくなるため、最後の方は、不規則な階段の連続で足がとまってしまいます。1段1段が壁のように感じ、登頂までの道のりが長く感じます。

この辛い階段も残り3段。長かった道のりもあと少しで終わります。
みんなと声を掛け合って登頂することができました~!!
喜びを分かち合い、登頂記念で、「パシャリ」

やっと登頂

この山を走って登る人もいますからすごいですよね!
3日目、夜ごはんから、大会の関係上参加できていなかったクロスカントリースキーの学生が加わり33人全ての選手が集まりました。

夜ご飯のバーべキューでは多くの学生と交流ができ、楽しいひと時となりました。

【最終日~皆につながるバトン】
最終日は、バドミントン、サッカー、バレーの3つの球技を行いました〜!
バレーは、レシーブが苦手で、どこにボールが飛んでいくか分かりません。
私のミスを一生懸命仲間が拾ってくれて、つながるボールを見ていると、スポーツ本来の楽しさをあらためて実感します。

サッカー、バドミントンも決して一人ではできません。みんながいてくれたからこそできたことです。

寝食を共にする合宿は、普段の練習とはまったく違い、普段以上にコミュニケーションが増え、みんな終始笑顔で過ごしていました。学生みんなの記憶に残ったことでしょう。

今回の合宿を経てみんな一段と強くなったと思います。
私もこの合宿をスキーシーズンにいかすためにも引き続き鍛錬してまいります。

日体大スキー部、髙橋幸平それぞれ違った道、違った舞台で、今後とも活動して参りますので、応援していただけたら幸いです。

そして、今回お世話になったKロッジさん、先生方ありがとうございます。
山のように頂点目指して進み続けます!


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