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リヴァプール補強戦略研究所

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記事一覧

見えてくるスロットサッカー。充実した強いGK,DF,FWと足りないMF


課題と強みを再認識するプレシーズンマッチアメリカでのプレシーズンマッチ2戦はベティスに1‐0、アーセナルに2-1と最小点差をきっちりとものにする勝利が続いた。最後のユナイテッド戦では相手選手の質が低すぎたこともあって3-0。ベティス戦はボールを支配して内容的にも圧勝、アーセナル戦は若手をより多く使ったため支配される内容だったがジョタやサラーなど一部の質の差で勝ち切った。ユナイテッド戦はリヴァプー

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期待が膨らむスロットサッカーと何も進まない移籍市場と久保報道の真偽&加入した場合の未来について


移籍市場が英国時間6月13日に開いて以降、リヴァプールの移籍ビジネスは何の前進もないままが1か月以上が経過した。非公開の練習試合では今まで見られなかった攻撃の形があり、スロット監督の手腕に期待が高まる一方で必要な補強は行われていない

筆者は数合わせのCBと守備的MFを取れば監督の改善によりタイトルを取る戦力が揃っていると考えている。故に今夏の動きもそこまでの不満はない。そんな中スポニチの報道で

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アーノルドは守備的MFではない

6番の理想形はチアゴやシャビやクロースやキミッヒ等が該当するわけだがマドリーの6番で大苦戦したベッカムから運動量を25%マイナスし精神力を取り上げて技術と足の速さを高めたアーノルドに6番適性などある訳がない

私は常々アーノルドのMF化=2列目に置くことを主張しており、3列目に置くプランを嗤い続けてきた。何故ならベッカムが6番で苦しむさまを20年前に見ているからである。約20年前に議論されつくした

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移籍市場を理解しよう


移籍市場はチームを強くするための手段に過ぎない。移籍市場が開くたびにチームが弱くなった時期が長いリヴァプールであるが、今夏はエドワーズの復帰によってチームが強化される夏となるだろう。移籍市場で補強のつもりが補弱(筆者の造語。金を使いチームを弱くする行為をいう)となるケースは多い。チームを強くするために何が必要なのか。当たり前のことを整理する必要がある

移籍市場の構造-クラブの格-移籍市場は弱肉

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リヴァプール財務&戦力の分析と補強案


現戦力分析GK

アリソン 能力97→
特に相手と距離を詰めるポジショニングと弾く方向の見極め、キャッチングと集中力と反応速度が素晴らしい。ジャンプ能力は縦にも左右にも高いのでクロス処理も上手でセービング範囲も広い。走れば時速30km/hを超える脚力があり、守備範囲も広い。キック精度がエデルソンなどに比べ劣る点、繋ぐ判断力で-3点。GKの能力は異次元で文句のつけようがなく、クルトワを僅かに凌ぐ歴

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クロップ退任。今後のリヴァプールで何が起きるのか


2015年10月のリヴァプールに最高の監督だったクロップクラブのボトルネックとなっていたクロップが今季限りで退任すると発表。同時にクラヴィーツ、リンダース、マトスの現コーチ陣、シュマトケがSDを今季限りで退団と発表された

まずクロップに感謝を申し上げたい。素晴らしい選手を数多く抱える現在のリヴァプールにクロップが相応しくない事は既に何度も述べているが、彼が就任した2015年10月のリヴァプール

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2023-24シーズン前半戦振り返り&これからどうすべきか


前半戦のリヴァプールが予想より少し良かった理由3点1 機械的な出場時間の管理ローテを導入した
2 クオンサーがクラヴァンレベルで格下相手には使えた
3 ソボスライの守備力が想像以上に高かった 

遠藤やグラーフェンベルフが居なくてもプレミアリーグとヨーロッパリーグの2冠を達成できると言いながら全く期待できないと書いたのは監督の戦術が10年遅れたハンデ戦だからである

劣った監督の戦術でも勝点90

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リヴァプールファン歓喜のローテ導入でPL優勝確率が微増


遂にローテを覚えた某監督最も過密日程となる12月を前にELベスト16が決まった。リヴァプールが復活したのは優れた選手を獲得した補強の影響で、監督は足を引っ張っている。ただ足を引っ張る部分の状況が少し変わった

監督が足を引っ張っていたのは主に2つの要素である
1つ目は戦術面。個を活かすため連携を設計する能力が著しく低い点
2つ目はローテーションが出来ず主力のコンディション管理が下手すぎる点

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リヴァプール復権の大半はエドワーズ等の功績

リヴァプール再建は2015年の8月から移籍関係の責任者となったマイケル・エドワーズの功績が大きい。彼が移籍部門のトップになったのは時期と監督が代わった時期が同じだったため、クラブに成功をもたらしたのはクロップと勘違いしているファンは多い。だが、CLに参加できない一流半のクラブに成り下がった古豪リヴァプールを復活させたのはエドワーズらデータ分析班の功績が大半でありクロップの功績は非常に少ない

1章

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リヴァプールに必要なのは?

リヴァプールは育成と補強により3人MFの戦力を作れれば来季に4冠を達成できるだけの戦力を有している。それほどFW、DF、GKの戦力は他クラブとかけ離れた戦力を有しているし、MFの戦力不足は致命的です。チアゴがケガで離脱した時には中堅クラブよりも明らかに戦力が劣るMFを放置した監督の罪は重い。またトップ選手の高齢化に伴うローテ起用も必須です。91年組のフィルミーノ、ダイク、マティプ、チアゴ、92年組

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クロップを今シーズン中に必ず辞めさせろ

レアルに2‐5で妥当な敗戦となりました。我々の戦力と彼らの戦力を比較するとこんな感じです

GKアリソン95ケレハー87アドリアン78
CBダイク91マティプ91コナテ88ゴメス84ナット77
FBロボ93アーノルド91ツィミカス87ミルナー79ラムジー78
MFチアゴ93ファビーニョ88ケイタ85バイチェティッチ83ヘンド78
10フィルミーノ92ガクポ83カルヴァーリョ84
STサラー93ジョ

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2023冬リヴァプール補強は登録枠がありません

上でも書いた通り、現状を見ると言うまでもなくMFが全く足りていません。ファビーニョのように守備が良い4番型のMFも、低い位置からパスでコントロールしながら守備も出来る6番も、FWとMFを繋ぐ仕事をする8番も足りてません。GK、CB、LB、FWはスタメンも控えも居ます。今後ラムジーの成長を加味するとRBも近い将来には控えが出来そうなのに、MFだけ異常に戦力が低い状況です。しかし残念ながら登録枠の問題

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リヴァプールの問題点、解決策、今後想定される事態とは…

リヴァプールが繋がりや過去のクロップの貢献という価値観を捨て長期的にタイトルを争い続けるためには、今季がどんな結果に終わろうとも23年の夏にはユルゲン・クロップを解任するべきである。その後任としてトーマス・トゥヘルを招聘し、マイケル・エドワーズを呼び戻すべきだ。理由は3点

クロップを解任すべき理由1 クロップは強いチームの監督に向いていないユルゲン・クロップは古豪クラブの再建において世界最高の実

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エドワーズのユナイテッド加入報道に対する邪推

エドワーズはクラブにクロップ続投は限界で俺を呼び戻せとプレッシャーを与える為にユナイテッドの噂を流したんじゃないかと邪推している
※ここから先の文章は過去の報道を除いてエドワーズ信者の私なりの憶測である点に注意してください

エドワーズ退任の流れをおさらい7月19日 ヘンドが退団の恐れと報道

8月16日 ヘンド契約延長の見込みと報道

8月30日 エドワーズの契約が延長されない可能性が浮上

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