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吹奏楽指導 ~にちにち思うままに12日目~

東洋経済の記事を読みました。


まず始めに、私の音楽面の経歴を。

一般の大学を卒業後、東京ミュージック&メディアアーツ尚美(現・尚美ミュージックカレッジ)吹奏楽コース卒業。
トランペット専攻でした。
在学中より母校の吹奏楽部の指導を講師として手伝い、卒業後、講師として1年ほど関わる。

講師として関わらせていただいた期間は、卒業生であっても他の講師の先生と同じく、お金を頂いていました。

教員免許は持ってませんし、今は指導から離れています。

以前某ブログで数年前に書いたことが良い方向に動くのではと感じています。

ペンネームはそのまま、このアイコンで書いてました。


指導形態


指導にあたっていた日数は月によってバラバラで、基本的には顧問の先生の依頼があったら行くというものでした。
テストや学校行事、コンクールや年に1度の演奏会前、休日などで週に2日という月もあれば、全く行かない月もありました。

学校を卒業してからは、先生がどうしても部活を見られない日に行く時もありました。


指導方針


その時の顧問の先生の考え方は、

1:生徒の考え方を尊重する
2:コンクール出場=賞を取るではない。
3:色々な表現、やり方があっていい。
4:講師の力に頼るだけでなく、生徒の力で上達を。

おおむねこのようだったと思います。

私自身、こういうやり方はとてもいいなぁと思っていましたし、離れた今でも理想的だと思います。


記事によると、今はそういった考え方も少しずつに浸透してきてるそうで、良い傾向だと思ってます。


毎日練習しなくていい


「楽器を上手くなりたければ毎日練習しなきゃダメ」

という考えがあります。

これは結論から言うと、「専門家になるためには」という前提が入ると考えます。

専門家が専門家の視点でそう言ってます。
要は感覚の問題で、吹奏楽器なら楽器を吹く感覚を忘れないように。ということです。
打楽器はリズム感覚やスティックの扱いを忘れないように、手首の柔軟性を保つように。ということですかね。

なので、マウスピースなどを持ち帰って5分だけでも音を出すくらいでも大丈夫だと思います。感覚を忘れずに、なので。
強制はしません。
具合悪い場合はそんなこと考えずに治すこと第一優先しましょう。


専門家になるためにはできるだけ毎日練習したほうがいいですし、試験もあるでしょうし(私の場合はなかった)、練習場所も探す必要がある。でも日曜日くらい休んでもいいかもしれない。
個人の技術が評価に繋がる世界です。専門的に学び始めてから毎日練習しても遅くないかもしれません。


学校の部活動というのは、みんなで専門家を目指す活動ではないので、色々な子がいる訳です。

学校のない休みの日は休んでいいと考えます。


休みの日にちゃんと宿題をやったり、家の手伝いや家族と出かけるとか、友達と遊ぶとか、学習塾や他の習い事とか、映画を観るとか、聴いたことない音楽を聴くとか、お金のかかることじゃなくても、ぼーっとするとか、1日中寝て過ごすとか、散歩するとか、空を眺めるとか、それぞれの休日を過ごしてほしいと思います。
先生も同様です。


部活動を任せる

記事の対談にあるように、サッカーや野球のように地域の活動もあるような部活であればいいのですが、必ず吹奏楽団があるわけではありません。
練習場所や楽器の確保も難しいところが多いでしょう。
なので、基本的には学校で活動するのが好ましいと私も考えます。


週に何日か専門家を派遣して指導してもらうか、顧問の先生は学校側の責任者で、指導全部を専門家に任せるか、コンクールはどうするか、学校ごとに要望が変わってくると思います。
学校側の責任者として先生は必要だと思うので、休日を確保しつつ、実のある練習をする。
そういうことに自治体がお金を出せるようになれば、学校での活動も可能でしょう。


記事の中で取り上げられた、人数が足りなくて地域の学校や団体と統合して活動するのもすごく良いと思いました。
先生や保護者以外の大人の人と一緒に活動することで音楽以外の学びもあって素敵だと思いました。


音大や専門学校を卒業する、した人って沢山いる訳です。
学校で音楽を教えたり、音楽教室で先生をしたり、演奏家としてプロのオーケストラや吹奏楽団に入れたりするのはほんの一部で、楽器店で働けたらまだいい、普通の会社に就職、アルバイトが多いので、指導の募集があればやりたいと思う人は多いと思います。
教員免許がなくてもいいなら、短い経験を武器に私ももう1度やってみたいと思います。

これは、音楽を仕事にしたい人にとっても希望ある話だと思います。

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