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ワシントン大学留学体験記5(ハスキーカード&固定概念編)

この記事では主にワシントン大学に入学してから1ヶ月ぐらいに気づいたことやに諸制度について話してみたい。


ハスキーカード

まず一番必要だったもの。

それはハスキーカードと呼ばれるIDカードである。大学に入学直後にもらうことができた。

端的に表すと、

ハスキーカード=

学生証+生協カード+バスや電車の乗り放題きっぷ+寮に入れるセキュリティーカード+図書館の入館許可証+コインランドリーのお金


学生証をイメージしてもらいたいのだが、単なる身分証明だけではなく、そのカードに食堂などで使えるお金が紐づけられていたり、寮や大学の建物に入るために必要なカードとなっている。食事代は金額別にレベルがあり、好きな金額を選ぶことが出来るが、学期に1回しか食事代をチャージできない&余ったら引き出すことが出来ない(大学に寄付される)ので、私は一番低い金額を選んでやりくりしていた。さらにそのカードに、シアトルのバスや電車に無制限で乗れるお金(1学期で90ドル)や、洗濯・乾燥機を使うのに必要なお金(1学期で36ドル)も紐づけられていた。つまり、ワシントン大学で授業を受けたり生活するために無くてはならないものであり、逆に無くしたら何もできなくなるというオールマイティーなカードであった。

ねこぬのハスキーカード

次に、アメリカに行く前まで持っていた思い込みとそれに対して自分なりに出した答えを書いてみようと思う


アメリカ人はSorryを言わない??


失礼な話だが、アメリカに渡航する前は本気で「アメリカ人はsorryを言わない」と思っていた。しかし、全然そんなことなかった(笑)歩いていると、sorryは日本の街中で人が「すみません」というぐらいの頻度で聞こえてくる。まあ頻繁でも、決してまれでもないということだ。

また、アメリカについて直後に大きなスーツケースを一人で抱え、キャンパスの階段を登っていたら、「大丈夫?手伝おうか?」と声をかけてくれた男女3人組の学生(と思わしき人)に出会ったり、通りすがりの学生に「ワシントン大学入学するのね!おめでとう!」と言われたり、(私、交換留学なんですけどありがと!)など思ったより優しい人々がいてびっくりした。


また、アメリカの習慣でいいな、と思ったのは「ドアをもつ習慣」だった。例えば、建物に入るとき、後ろから人が来ているな、と思ったら扉を持っておく、というものだ。日本では電車で車両を変えるとき、大学の教室に入るとき、後ろから人が来ていても扉をもってもらったことはあまりないし、自分自身も気にしていなかった。私も留学中は出来る限りドアを持つ習慣を心がけた。やって礼儀をつくしているというよりかは、やらないと失礼なんじゃないかと感じた。


国が違えば、礼儀や思いやりの種類も違う。だから、1つの面だけを切り取って、この国の人はこうしないから失礼だ、とか、日本人はこうするから礼儀正しい、といった議論をすることはあまり良くないと感じた。


食事について


アメリカの食事の量は大量?

YESでもNOでもある。料理の種類や食べる場所によって変わるとしか言いようがない。

味はどう?

具体的にいうと、砂糖と塩の量が日本の平均的な食事と比べて多い。
甘ったるすぎるドーナツ、塩辛すぎるチキンなども食べた。

食堂について

たまに日本の大学の中の生協食堂がとても恋しくなったのを覚えている。


食堂の食事は1食だいたい10ドル前後した。
私の3ヶ月のダイニングアカウント(ハスキーカードの中の食費)は約1060ドルぐらいだったから、
だいたい1日1食は食堂で食べていた。勿論、日によるが。


また、炒めたり煮込んだりする野菜をあまり食べる機会が無かった。サラダはあったけれど、惣菜は種類が多くなかったし、自分の寮はキッチンが無かったので野菜などを満足に調理することができなかった。お金が少なくなってきたときは、カップラーメンや豆腐を食べてしのいでいたので食生活は本当に悪かったと思う。

参考になるかわからないが、学食の写真をいくつか紹介する。

チキンと辛いソース、ブラウンライス、とうもろこし
ハムチーズサンドとトマトスープ
10ドル以上した、高かった記憶
やきそば
酸っぱくてエスニックな風味だった
肉と名前のわからない野菜やにんじん、マッシュポテト
フィッシュ&チップス
うまい
ハッシュブラウンとソーセージ2本と卵で6ドルだった朝食

辛かったけど美味しかったサーモンとパスタ
野菜不足を補うために1日1-2個丸かじりしてたリンゴ


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