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ネガティブはすばらしい!!② ~ポジティブは必要なし~

「進め!電波少年」というテレビ番組を知っているだろうか。

さらに「猿岩石」というお笑いコンビを知っているだろうか。

おおよそ27年前にテレビ番組の世界ヒッチハイクで視聴者を魅了したあの二人である。

そして、その一人が現在テレビのMCなどで大活躍している有吉弘行さんということも。

超有名な有吉さんであるが、ヒッチハイク以降、ずっと人気だったかというとそうではなく、

むしろ、「一発芸人」として、消えていったお笑い芸人の一人である。

消えていった期間は7年ぐらいになるのか。

でも、なぜ消えてしまったのか。

それは、自身の著書である「お前なんかもう死んでいる」でこう書いている。

そのへんは天狗になってたんだと思いますね。確実に勘違いしてました。
~中略~「こいつ、生意気だな」とか「勘違いしてるよな」とか思われて、
嫌なヤツだなと思われるとだんだん使われなくなっていきます。
~中略~いったん人気がなくなると転げ落ちます。嫌われてる分、あっという間に落ちます。
~中略~急激に仕事がなくなりました。まわりから一切人がいなくなりました。
そこから僕のどん底生活が始まりました。

「お前なんかもう死んでいる」有吉弘行


そんな有吉さんがなぜ今こんなにも日本国民に受け入れられ、

MCとして活躍しているのか。

M-1やR-1グランプリで優勝するどころか、出場さえしていない。

でも「有吉の壁」なんかでは、若手芸人にダメ出しする立場になっている。

なぜ、そこまでになることができたのだろうか

私はこの謎をどうしても解明したく、

有吉さんの著書を読みあさった。数少ない著書であるが。

そして私は発見した。

謎をとく一冊の本を。

それが「お前なんかもう死んでいる」である。

今回、なぜこの話をしたかといえば、この本を読んでこう思ったからだ。

「ポジティブってほんとに必要だろうか」

「ネガティブは悪くないのでは?むしろすばらしい?」

ぶっきらぼうに書かれているこの本を読むと

「えー」

「有吉の考えだろー、説得力ないなあ」

と思うだろう。私もそうだった。

しかし、私が著名人の様々な本を読む中で、有吉さんの言っていることは、哲学的?学術的?ともえいる裏付けがあるのである。

有吉さんがただ思っていることをこの本に書いていたとしたら

それはすごい「センス」である。

この「センス」がもしかしたら今の有吉さんを導いたのかもしれない。

私は、誠に、勝手にそう思っている。

そのことをこれから書き綴りたい。

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