「留学延期」の本音を語る。

留学予定日から一か月半が経ちました。
自分の心の本音を吐き出して、整理していこうと思う。



私はこの4月からアメリカに留学予定でした。

昨年の後半から、ステイ先の面接やVISAの申請など
ばたばたしながらも、
留学に向けて「着実に進んでる実感」が湧いてた。


世界中がウイルスでこんなにも状況が変わってしまうなんて、
想像出来なかった。
しかも、私の留学先のアメリカが一番大変な状況。
ビザを取得済であれば渡米は出来るとのことだったけど、
私は延期を選ぶことにした。



正直に話すと、留学延期を決めて思ったことは

悔しい<自分って格好悪い


ということ。

周りに堂々と宣言していたし、
実家を離れて自立するチャンスだとも思っていた。

あんなに夢を語っていたのに、
行くと決めていたのに、
まさか自分が日本にまだいるなんて。

周りにも状況を報告するのが苦だった。
格好悪い自分を晒すことになるから。



私はいつも、自分を大きく見せたがる。

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思い返せば、私は今までもずっとそうだったと思う。
人と違うことをしていたかった
注目を浴びる存在でいたかった。
みんながAと言えば、私はあえてBと言いたくなるタイプだった。
今回の留学も、自分は凄いことをしているんだぞ!と
周りに見せたい部分が、今思うとあったのかもしれない。


けど、そんな理由だけでここまで来れるか?


留学を決めてから仕事も変え、生活も変わった。
自分を大きく見せるためだけに、こんなエネルギーを使えるのか?
他人に良く思われたいがためにする、
他人のための留学”をしたかったのか?

絶対に違うし、そんな理由でここまでは来られなかった。



改めて考える、留学を決意した理由

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私が留学を決意した理由を改めて振り返る。
まず、語学を徹底的に勉強したいという事が最大の理由では無い。

「やってみたい」という子どもの頃感じていたような好奇心。
新しい景色を見て、出会う人々に心躍らせたい。
ポジティブで、気楽で、陽気な生き方や価値観に触れたい。
海外の幼児教育、子育てを肌で感じながら学びたい。



留学前に地方でリゾートバイトをしていた時、
空気の綺麗さや街並みに感動し、
ここまで着実に進んできた自分を感じながら
涙が出るほど幸せに思った瞬間がある。

私は、そんな経験をこれから先の人生で何度も味わっていきたい
本当はたったそれだけなのかもしれない。

そして、私はこの留学が
”自分を変える重要な人生のターニングポイントになる。
そう信じていた。

けど、いつからか”留学が自分を変えてくれる”、と
他力本願になってしまっていたなぁと思う。



留学はプラン通りには実現出来なかった。
だからこそ思ってしまった。


何も変わっていない自分が格好悪い”って。
私は”不合格”っていうシールを自分に貼ってしまった。


でも、改めて今思う。
留学を延期した自分は本当に
”格好悪い”のだろうか?
人間として”不合格”なのだろうか?

きっとそんなことない。
留学は私を変えてくれない。
いつだって自分を変えるのは、自分自身。

私はここまで十分やってきた。


年齢やこれからのキャリア、生活
色んなことを考えて、悩んで、ぶつかって。
それでも進み続けて自分でチャンスを掴んだ。

それってめちゃくちゃ凄いことだ。
自分の人生で誇らしいことだ。


だから、自分のことを格好悪いだなんて思う必要がない。
不合格のシールも破り捨てる。

「海外に行くっていってたのに口だけかよ」
私は、こんな架空の言葉を
自分で自分に聞かせていただけだ。

留学を延期すると周りに伝えたとき、

「それも正解だよ」
「また日本で会えると思うと嬉しい」
「何回でもいってらっしゃいするよ!」

と言ってくれた人が何人もいた。
私が今耳を傾けるのは、絶対にこっちの言葉だ。

私が留学に行く目的は、そのもっと向こう側にある。
留学に行く事自体が目的ではないと言い聞かせていたけど、
潜在的にこびりついていた私の思考はそう簡単には剥がれなかった。

けど、少しずつ溶けて剥がれていくのを実感してきている。
本当に少しずつだけど、確実に。

行動に限りはあるけれど、
日本で私が今出来ること、したいことをやっていこう。

明日から日本で、新しい仕事がスタートする。
これもご縁。感謝しながら進んでいきたい。

そして、
いつかパスポートとチケットを持って飛ぶ日まで。
私は私を見捨てない、諦めない。🌈

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