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投資、トレード初心者が陥る4つの過ち


趣味はトレードです。時間があればほぼ1日中、キャンドルチャート自体が好きで眺めている私が投資、トレード初心者が陥る過ちについてまとめました。

これは今まで、100冊近く投資、トレード本を読書、独学で学んで、実戦で多くの失敗を経て気づいたことなので、少しは役に立つかと思います。

1.他人の手法に頼る

誰かが書いた手法本は読んでも意味ないです。『○○手法教えます!』とかにお金を払う、セミナーサロンに入会しても勝てる(生き残れる)投資家にはなりません。時間とお金を無駄にしてしまいます。 

これは売ってる側も初心者や、負けトレーダーが自分と同じ手法を使いこなせないことは知っています。 そんな大切な手法、自分だけが知ってる情報を世間に教えるインセンティブがありません。

2.ニュース、ネットの噂をすぐ信じる

相場が大きく動いた後にニュース、ネットで『要因は○○です』というのを鵜呑みにします。これは後付けです。情報発信者が世界の投資家一人一人に売買した理由を確認し統計をとったわけではありません。ちなみに誰もが得れるニュースの情報はすでにかなり古いのといい加減です。

3.アナリストの予想を信じる

アナリストの相場予想、おすすめ銘柄を信じてしまう傾向がありますが、全くあてになりません。リーマンショックをほとんどの専門家が予測できませんでした。自分の将来さえ予測できないのに、複雑に絡み合った相場の動きは誰も予測できません。

有名な話でチンパンジーがダーツで選んだ銘柄と、ファンドマネージャーが選んだ銘柄のポートフォリオ運用成績を比べたら、チンパンジーが勝利した話があります。それくらい、人間の予想は制度が低いです。

4.勝手に妄想する

昨今はAIの自動売買が多く導入されています。価格が大きく動いたり、自分が予想できない値動きになると、AIがとか、大口投資家、インサイダーが動かしたという妄想をしてしまいます。負けている人ほどこれを真剣に信じていて、負けた理由づけをしています。もうこれは宗教と一緒です。

もしこれを信じているのであれば勝てるチャンスはないのでやめた方がいいです。

まとめ

心理学的に人間は出来るだけ、考えず楽をしたい生き物です。

また自分に都合の良い解釈をし客観的に見れない傾向にあります。相場では主観(勝手な思い込み)が命取りになります。

投資、トレードは誰も簡単に参入できますが、それが勝てるという意味ではありません。医者になるのと同じくらい難しいですものです。

医師になろうとしている人が数か月セミナーを受けても患者の治療をできないのと一緒です。勝ち投資家、トレーダーになるのは同じくらい難しいものです。

一番大事なのは、自分で考え、実践、分析し相場から学ぶことです。基礎知識はネットで誰かが解説してる情報で十分です。そして、相場に対する人間の心理、思考を理解することはどんな手法より大事だということです。

以下、ためになった本を紹介します。

心理学:

・ノーベル経済学を受賞、心理学、行動経済学者 ダニエル・カーマンの著書。彼と彼の相棒によって提唱された『プロスペクト理論』が有名です。これだけでも十分なくらいの良書です。


・おなじみDaigoさんの著書。 直観について論理的に説明しています。トレーダー、投資家が意志決定するのにとても役立ちます。投資の世界ではただの勘では命取りになります。


経験トレーダーから学ぶ:

今は亡き経験トレーダーのマーク・ダグラスによる相場心理のアドバイス。プロトレーダーとしての著者がたくさんのトレーダーたち観察してきた経験をまとめています。

・初心者には必ず読んでほしい、トレードの心得について書かれてます。

・日本のトップトレーダーであるSisさんの投資に対する思考が書かれています。とても重要な要素が凝縮されています、良書です。

・スイス銀行家によって1970年代に出版されて今なお投資家に読まれている、お金に対する勘違い、思考が書かれています。


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