ホルベインのソフトシリコンブラシが好きかもしれない件
今日は、お空にクジラさんがいっぱい居て、ビックリしました。雲が、そんな感じに見えたのです。アートの神様が、クジラの絵、よし、その調子だ!とエールを送ってくれている感じがしました。
今日は、銀座の企画展(7/10~15)のDMの設置依頼に行ったり、色々あり、あまり制作のための時間を確保できませんでした。画面に手を加えられなかったものの、「色々」の間、構想を練っていたりはしましたが・・・。
そして・・・
個展、間に合わせなきゃっていうより、何かこう、画材と触れ合っていないと死んでしまうような気がして、何かしらしたいのです。
金色を塗るのならできそうと思いました。金色を塗るか、別の色を塗るかちょうど迷っていたところだったので、これで心が決まったのも良かったです。金色を塗っているうちに、落ち着きました。今日も少しですが制作できることが、とても有難く思えました。色々な方々にお力添えいただけることも、とても有難く思えました。
ありがとうございます・・・。
船自身の冒険の作品群は、だんだんそれぞれの絵が決まってきたのですが、まだ細かい部分が決まっていません。引っ掻いて下層を見せるというのは共通の部分です。どの辺りに、どの色を?と悩み中です。そんな中、金色であれば、これまで重ねてきた金色の層の強化ができると思いました。あまり悩まず、塗れると思いました。だいたい、私は、悩み過ぎなのです(と、もうひとりの自分が突っ込んだりしつつも、無事、金色マシマシの儀は終了しました)。そのうち、何も考えず、どんどん制作できるようになりたいです。
今回は、今までと違う道具を使ってみました。ホルベインの、ソフトシリコンブラシ。筆より厚めの層を(使い方によっては薄くもできるのかもしれませんが)つくれるのではないか?と思ったからです。
今、アキーラで層をつくって引っ掻こうとしているのですが、なかなかそうは問屋が卸しません。層だけに。今までの調子だと天女の羽衣で岩を削るのと逆みたいな途方もない時間が必要に思えました(実際はそんなにかからないのでしょうけれど、早く引っ掻きたい私としてはとてつもなく長く感じられたのです)。
(それにしても、五劫の擦り切れって羽衣の方が破れそうなのに、大岩が無くなるって、すごいなって思います。さすが天女。私のつくろうとしている物語も、けっこう荒唐無稽なので、親近感が。)
アキーラは、ある程度、水で薄めて使うことが推奨されています。先日、薄めず使ってみましたが、特に問題は生じなかったように思えました。今日、恐る恐る触ったら、指触乾燥もしていました。恐らく、なるべく薄く塗ったからです。
今回は、ちょっと分厚めに塗りました。今後もこの技法は使いたく時短の必要性も感じたので、ちょっと厚くてもちゃんと乾くのかなどの実験も兼ねて・・・。
ホルベインのソフトシリコンブラシは、いい感じにしなって塗りやすかったです。計算し尽くされた「ソフト」なのかもしれないと思いました。パレットナイフやペインティングナイフとは違った感じでした。うまく言葉にできませんが、好きかもしれない使用感でした。
また、私は、画材のロスをできるだけ減らしたいと思っています。「ロス」というと、本来使えるのに捨ててしまうみたいな感じになるかもしれないので、ちょっと違うかもしれませんが、適切な表現を今思いつけません。例えば、筆の場合、どうしても画面に塗られずに筆に着いたままで後片付けの時に筆から除去される運命の絵具が生じます。食材と一緒で、画材も一生懸命つくってくださった方や、保管していてくださった方、私のところに届けてくださった方などが存在するので(あと、原材料たち)そのことを想うと、なるべく破棄する量を減らしたいと思うのです。地球のことも、ちょっぴり考えます。しかし、色々考えていると何もできなくなってしまうので、ひとまず今は画材たちとの触れ合いを楽しもう、と思います。
シリコンブラシの場合、ブラシに最終的に残留する絵具が筆に比べ少量です(これは、筆の大きさにもよりますが、同じくらいの筆の場合)。これは、私にとってとても有難いことに思えました。
しかし、筆でしかできないこともあるので、状況に応じて使い分けられたらと思いました。
いよいよ次回は、別の色たちを塗っていこうと思っています。その前に、しっかり乾かします。今日はクジラとかはお休みです。
そして、決めました。円形のSM(サムホールサイズの略。長辺が直径になっています)最後の1枚はフクロウさんを描きます。オルター・エゴ。長くなりそうなので、これはまた別の話にします。0号は悩み中。けど、ひとつはワシにさらわれるところにします。アキーラと音が似ていると思ったので。もうひとつは、雷による充電中。しかし、背景を迷っています。
ありがとうございます。それでは、また。
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