ある船の話『そして愛だけが残った』

小さな造船所で生まれた船の物語を制作中。絵と文。さしあたり絵が多め。そのうち文も。いつ…

ある船の話『そして愛だけが残った』

小さな造船所で生まれた船の物語を制作中。絵と文。さしあたり絵が多め。そのうち文も。いつかカケラたちをまとめて本にしたいです。2023年ありがとうございました。2024年は2月に神戸、春夏秋に代々木です。この船の物語に関連する新作を出展します。

マガジン

  • 制作過程(絵2024)

    今までは「制作過程(絵2023)」にしまっていたのですが、この先は2024を新設し、しまっていきます。同じ調子で続けたら、そのうちマガジンの上限に到達しそうですが、その時はその時で考えます。

  • 船たち(はこぶねとはこばれるふね)

    小さな造船所でつくったふねたちをまとめていきます。2024年2月の「たからものforおくりもの2024」をきっかけにマガジンをつくりました。だんだん船が増えてきたからです。そろそろと思いました。まずは出展作品を、それから追々、過去や未来のをしまっていきます。

  • 絵の作品(生き物たちの成長を見守る船)

    物語の中で、船は冒険し自分自身も成長します。それから船にはもうひとつ大事な役割があります。実は、生きとし生けるものたちの成長を見守り、時には助けているのです。3つめの作品群は、そんな船と生き物たちを描いたものにする予定です。完成品を入れていきます。制作過程は別のマガジンに。 ※その後2024年以降の作品も入れていくことにしました。

  • 絵の作品(日常のあたたかい時間)

    ワタシハ フネ キボリノ フネ ヒトリジャ ナニモ デキナイ ケド ミンナ ヤサシイ ワタシハ シアワセ・・・個展の作品群は3つあり、そのうちのひとつは、船の本当の世界での様子を描いたものにする予定です。船は、バルサとアクリル絵具と金箔と天然石粉末と愛情でできています。物語の中では不死身で大活躍の船ですが、実際は壊そうと思えば簡単に壊せます。そんなものが何の役に立つのかと言う人もいます。けれども、ある子にとっては宝物。存在するだけで素晴らしい船です。見方によっては、物語の中だけでなく実際の世界でも船は不思議な力を使えるのかもしれません。これはすべてのアート作品に言えること、さらにはすべての人や生き物に言えることだと思います。2023年の個展では、子ども、遊び、生き物などをキーワードにあたたかい時間を表現できたらと思っています。 ※その後2024年以降の作品も入れていくことにしました。

  • 絵の作品(船の冒険)

    個展の作品群は3つです。そのうちのひとつは、船自身の冒険です。6点の予定です。完成した絵を入れていきます。制作過程は別のマガジンに。 ※その後、2024年以降の作品も入れていくことにしました。

記事一覧

固定された記事

ヨウコソ チイサナゾウセンジョヘ

ピンポンパンポ~~~~~~~~~ン♪ 小さな造船所からのお知らせです。 いつも、あたたかい交流をありがとうございます。 固定の記事を取り替えたくなったので、投稿…

次のお打ち合わせの準備をしています。ラフ、全然思いつきません・・・。

代々木に出展中の3点、おかげさまでご好評いただき大変嬉しいです。 ありがとうございます。 今回の会期が終わった頃、個展のお打ち合わせがまたあります。それに向けて…

小さな造船所、はこぶね、造りませんでした。

制作が終わったら、小さな造船所で「はこぶね」を造ることにしています。「はこぶね」は、白黒ええよんの作品を発送するための箱等々です。 しかし、造らないときもありま…

「おめでとう」2024年4月制作

今日はお祝いの日 手づくりのケーキに 虹のキャンドル なんでもない日も お祝いの日 本当は毎日が 特別な日 「出産」といえば「お祝い」だと思いました。 お祝いの方法…

「奇岩の町」2024年4月制作

その町は、実に奇妙だった。 まず、建物が船にとっては見慣れない姿だった。 しかも、てっぺんには、それぞれどこかで見た形の岩がのっていた。 落ちそうなのに落ちないら…

「缶詰のち冒険」2024年4月制作

缶には船の気持ちがわかった。 船は、いまや根拠の無い自信で満たされていた。 もう、大丈夫。 お別れは寂しいけれど、そろそろ。 缶は蓋を開いた。 船は元気いっぱい外…

3点、完成しました。5/1(水)~5/12(日)代々木のピカレスク様にて実物をご覧いただけます。

先日の、こちら その後、こんなことがあり ついに完成しました。 noteでも制作過程を見守っていただき、あたたかいフィードバックをいただき、ありがとうございました。…

あの缶、あと少しです。熱帯雨林の雨粒を準備中。

5月に代々木に出展する3点を制作中です。 本日は、小さな星をたくさん描きました。 (今回の画像に写っていないところも描きました。写っているところは、むしろ少し前…

5/1(水)~5/12(日)代々木に出展します。制作が捗るように投稿します!

ぴんぽんぱんぽ~~~~~~~~~ん♪ 小さな造船所からのお知らせです。 いつもあたたかく見守っていただきありがとうございます。 5/1(水)~5/12(日)代々木のピ…

最近、細かく描くのが楽しいです。

先日、細筆さんたちをお迎えし その後、少しずつ仲良くなっているところです。 今日はNormeさんと熱帯雨林を描きました。 少し前に途中まで描いてあったのですが、その…

フクロウさん、ふたりになりました。

小さな3点、その後です。 制作過程はこちらに追加していましたが、 今日は新たに記事を投稿することにしました。 空想の世界でフクロウさんが増えたからです。 フクロ…

「オオハシ製罐謹製☆根拠の無い自信が手に入る缶」もつくり始めました。

小さな3点の制作、本日も進めています。 1点目はまだ完成ではありませんが、2点目を描き始めました。 ラフが決まってからずいぶん経ちます。 ラフが決まった時の記事…

小さな三ツ星、つくりました。

本日は、制作が好調です。嬉しいです。 星たちもつくりました。 神戸の星たちの同期を金箔で覆いました。 神戸の星たちは、必要な数がわからなかったので、多めにつくっ…

支持体の準備を終え、ついに絵を描き始めました。

えいっといってみました。 器用に並行して3点、進められたらいいのですが、まずは1点。 そして、途中ですが投稿します。 ラフはあるのですが、縮小してトレース、とか…

裏を白くしました。ウラジロです。緑ではありませんが・・・。

今つくっている3点は、木目をどこかに残したいと思っていました。 色々考えて、裏側は白くすることにしました。 シダの仲間も私は好きです。 2024年の作品たちをウラジ…

細い筆さんたちをお迎えしました。お気に入り、見つかりますように・・・。

最近制作を始めた作品は、小さ目です。 小さめなので、筆も細いのが必要です。 細い筆は、かつて買いましたが、もう当時の面影はありません。 新調しようと思いました。…

固定された記事

ヨウコソ チイサナゾウセンジョヘ

ピンポンパンポ~~~~~~~~~ン♪ 小さな造船所からのお知らせです。 いつも、あたたかい交流をありがとうございます。 固定の記事を取り替えたくなったので、投稿します。 はじめましての方は、はじめまして。 このアカウントでは、白黒ええよんがつくる物語の、制作過程や完成した作品とその周辺を投稿しています。 いただいたコメントには船と白黒ええよんがゆる~く返信しています。船はカタカナです。相変わらず、名前は決まっていません。 小さな造船所は、2021年に創業しました

次のお打ち合わせの準備をしています。ラフ、全然思いつきません・・・。

代々木に出展中の3点、おかげさまでご好評いただき大変嬉しいです。 ありがとうございます。 今回の会期が終わった頃、個展のお打ち合わせがまたあります。それに向けて準備しようと思っていましたが、進んでいません・・・。 出展中の作品のプロモーションが楽しくなってしまい、色々投稿などしていました。それから、部屋の片付けもしたくなってしまい、だんだんスッキリしてきたのはいいのですが、全然制作は進んでいませんでした。 会期は折り返し。このままじゃまずい。 というわけで、本日、変形

小さな造船所、はこぶね、造りませんでした。

制作が終わったら、小さな造船所で「はこぶね」を造ることにしています。「はこぶね」は、白黒ええよんの作品を発送するための箱等々です。 しかし、造らないときもあります。 今回は、自分で作品たちを連れて行きました。 今回の「はこぶね」は車輪付きでした。 昨日、代々木のピカレスク様にお邪魔しました。 ピカレスク様には、これまで何度も様々な形で出展させていただきましたが、自分で搬入と設営をするのは初めてでした。 私は、ピカレスク様の白い壁を神聖視しているフシがあり、小さいながら

「おめでとう」2024年4月制作

今日はお祝いの日 手づくりのケーキに 虹のキャンドル なんでもない日も お祝いの日 本当は毎日が 特別な日 「出産」といえば「お祝い」だと思いました。 お祝いの方法は、たくさんあるのでしょうけれど、そのひとつとしてケーキを思い浮かべました(出産祝いとしてというよりは、お祝い全般に関してです)。 また、この絵も「つくる」と関係しています。 皆様の毎日に益々素晴らしいことが起こりますように。たくさんの笑顔がうまれますように。私はいつも、皆様のご多幸を祈念しつつ制作して

「奇岩の町」2024年4月制作

その町は、実に奇妙だった。 まず、建物が船にとっては見慣れない姿だった。 しかも、てっぺんには、それぞれどこかで見た形の岩がのっていた。 落ちそうなのに落ちないらしい。 いつ誰がどのようにしてつくり、なんのために設置したのか それはこの世界で7つの不思議のひとつとされていた。 「つくる」という行為と関連のある絵です。 ピカレスク様の「Tokyo Artist Book Fair 2021」に出展した作品集『おやまぁ ―世界のどこかの落ちそうで落ちないさんたち―』のその後

「缶詰のち冒険」2024年4月制作

缶には船の気持ちがわかった。 船は、いまや根拠の無い自信で満たされていた。 もう、大丈夫。 お別れは寂しいけれど、そろそろ。 缶は蓋を開いた。 船は元気いっぱい外に飛び出した。 この缶は「オオハシ製罐謹製☆根拠のない自信がうまれる缶」という名前です(「自信が手に入る」だと長すぎると思ったので「自信がつく」に改名しました。さらに「自信がうまれる」のほうがリズム等々が好きだと思ったので、最新の名前はそうなっています)。実在の会社や商品とは関係ありません。 「クジラの「」ク

3点、完成しました。5/1(水)~5/12(日)代々木のピカレスク様にて実物をご覧いただけます。

先日の、こちら その後、こんなことがあり ついに完成しました。 noteでも制作過程を見守っていただき、あたたかいフィードバックをいただき、ありがとうございました。 5/1(水)~5/12(日)代々木のピカレスク様にて実物をご覧いただけます。 今回の出展は、個展のプロモーションも兼ねているのですが、小規模なため「展示情報」には記載されません。サイトに載っていなくても、ひっそりと小さなキラキラの3人がいます。当日お持ち帰りいただけるので、減っている可能性もあります(お

あの缶、あと少しです。熱帯雨林の雨粒を準備中。

5月に代々木に出展する3点を制作中です。 本日は、小さな星をたくさん描きました。 (今回の画像に写っていないところも描きました。写っているところは、むしろ少し前に描いた星が多いです。今日も描き足しました。) その後、キラキラの儀をしました。 キラキラの儀は、何通りも方法があります。今回の方法は、最近にしては珍しいものです。糊を替えました。下層を消したくなかったのと、雨粒を立体的にしたかったのが主な理由です。久しぶりで楽しかったです。 とはいうものの、少しぼやっとする感

5/1(水)~5/12(日)代々木に出展します。制作が捗るように投稿します!

ぴんぽんぱんぽ~~~~~~~~~ん♪ 小さな造船所からのお知らせです。 いつもあたたかく見守っていただきありがとうございます。 5/1(水)~5/12(日)代々木のピカレスク様に3点出展します。 詳しくは、こちらに書きました。 作品は、鋭意制作中です。後日投稿します。 ひとつだけ完成しています。 今、残りの2点をじっくりつくっているところです。 日程を公表したら制作が進むのではと思い、投稿します。 今回の出展に関するnoteの記事をリストアップしておきます。

最近、細かく描くのが楽しいです。

先日、細筆さんたちをお迎えし その後、少しずつ仲良くなっているところです。 今日はNormeさんと熱帯雨林を描きました。 少し前に途中まで描いてあったのですが、その続きをしました。 細かく描くのがとても楽しいと思いました。 もっと色々したくなりました。 今日は、最近制作していた3点の作品のうち1点が完成したのも、とても嬉しかったです。 そのうちあらためて撮影し、投稿します。 まもなく代々木のピカレスク様にて実物をご覧いただけます。 (次回の出展は6月の予定でし

フクロウさん、ふたりになりました。

小さな3点、その後です。 制作過程はこちらに追加していましたが、 今日は新たに記事を投稿することにしました。 空想の世界でフクロウさんが増えたからです。 フクロウさんは、昨年はひとりでした。 フクロウさんは、空想の世界にいて、現実の世界と空想の世界を見守っています。絵の中に登場したりしなかったりしますが、すべては見守られています。 ふたりとも両方の世界を見ることができるのか否かは、まだ決めていません。今のところ、昨年のフクロウさんだけの特別な能力にしようかしら、と

「オオハシ製罐謹製☆根拠の無い自信が手に入る缶」もつくり始めました。

小さな3点の制作、本日も進めています。 1点目はまだ完成ではありませんが、2点目を描き始めました。 ラフが決まってからずいぶん経ちます。 ラフが決まった時の記事を見つけ出せなかったのですが、このラフです。 ついに描くことができ、嬉しいです。 この絵は、昨年7月の銀座の絵とも関係があります。 駄洒落の缶です。 人生で根拠の無い自信が必要なとき、役に立つ缶です。 3点とも同じくらいまで進めたいと思い、2点目をつくり始めました。 あと、昨日つくった金の星を 早く画

小さな三ツ星、つくりました。

本日は、制作が好調です。嬉しいです。 星たちもつくりました。 神戸の星たちの同期を金箔で覆いました。 神戸の星たちは、必要な数がわからなかったので、多めにつくってありました。(こちらの船に使いました。) 制作上の物語も、神戸から代々木に繋げたくて、3月のカエルたちにもある場所に使いました。今回は、それとは違う方法で使います。 今回の方法は、あるときオーダーの制作で思いついたものです。 その後、気に入って色々しています。全く同じ方法ではありませんが、代々木のピカレスク

支持体の準備を終え、ついに絵を描き始めました。

えいっといってみました。 器用に並行して3点、進められたらいいのですが、まずは1点。 そして、途中ですが投稿します。 ラフはあるのですが、縮小してトレース、とかそういうのはしないようにしています。というわけで、今回も大変貌を遂げそうです。まずは、ダーマトグラフでだいたいのところを描いていきます。 2021年に代々木のピカレスク様に『おやまぁ ―世界のどこかの落ちそうで落ちないさんたち―』という作品を出展したのですが この作品の延長上にある作品です。2021年は、立体

裏を白くしました。ウラジロです。緑ではありませんが・・・。

今つくっている3点は、木目をどこかに残したいと思っていました。 色々考えて、裏側は白くすることにしました。 シダの仲間も私は好きです。 2024年の作品たちをウラジロにすることができ、なんだか嬉しいです。 何度も塗るのが楽しかったです。お正月の頃は、多すぎたのだと思いました。これくらいの規模であれば、腰も痛くならないことがわかりました。 もっと塗りたいくらいですが、程々にして次に進みます。 というわけで、木目を残せるのは、側面か表側の面になりました。 裏側が落ち着い

細い筆さんたちをお迎えしました。お気に入り、見つかりますように・・・。

最近制作を始めた作品は、小さ目です。 小さめなので、筆も細いのが必要です。 細い筆は、かつて買いましたが、もう当時の面影はありません。 新調しようと思いました。そして、長持ちさせようと思いました。 先日好きな筆が見つかったのが嬉しくて、筆にあらためて興味を持ったからでもあります。 先日の筆も、けっこう使い込んでボロボロでしたが、大きめだったのでまだ大丈夫でした。 地元の画材屋さんにお邪魔し、筆さんたちと面談をして10人を選びました。 左から順に筆に書いてある文字を