アルバイト・派遣社員だった私が転職して『１０００万円』を貯めた話
はじめに
都内在住45歳フリーランサーです！
アルバイトや派遣社員だった私が東京の大手IT会社に超奇跡的に転職し、『1000万円』を貯めた話を書いてみたいと思います。
人生紆余曲折、あきらめずに「行動」し続けたおかげで、現在に至っております。現状転職活動中の方の何かの参考になればという思いで、この記事を書きます。よろしければ最後までおつきあい下さい。
転職にいたるまで
私は関西のFランク大学を卒業し、就職その後は5回の転職を繰り返し、夢破れて田舎に戻り、派遣社員として働いておりました。
ま～そこまでは、転職を繰り返していたとはいえ、正社員で働いていたワケですが、田舎に戻ると、本当に就職先が無く、それでも働かないワケにはいかないので、派遣社員として働いていました。
派遣先は地元のIT会社でした。自治体などの基幹システムを作っている会社でした。
只、当時の私はＩＴなんてまったく未知の領域で、超アナログ人間だったのですが、面接の際、今はまったくわかりませんが、死ぬほど勉強します！とワケわからん熱意だけを見せて、そこで働くことになりました。
私が配属されたのは、新規事業部でとくに売るものは決まっておらず、既存システム以外の新しいものを売るという、なかなかハードなミッションの部署でした。
しかも、飛び込み営業です！
最初は右も左もわからないＩＴ業界でしたが、とにかく必死に勉強しまくり、そして持ち前の行動力でどんどん営業先を開拓していきました。
と言っても売るものは決まっていなかったので、お客さんのところに出向き、お困りごとをお聞きし、それをＩＴで解決できることがあれば提案させていただく形、かっこよく言えばＩＴソリューション営業みたいな形で仕事をさせていただきました。
仕事はすごく楽しく、同僚もみんな良い人ばかりで、そちらでは結局６年間お世話になりました。その間、正社員にならないかと、ありがたいお言葉もいただいたことあったのですが、正社員になると残業代がでないのを知っていたので、そのまま派遣として働いておりました（笑）
と言っても派遣社員です。給料は時給1200円でした。これでも田舎では超トップクラスです。
まーその時は、実家暮らしということもあり、何とかやっていけておりました。只、もちろん貯金は0円、結婚なって夢のまた夢でした。
すごく居心地のよかった職場でしたが、最終的にはこのままではダメだと一念発起し、起業することにしました。
以前から起業に興味は持っていたものの、なかなか踏み込めない自分がいました。
2016年のことでした。仕事としては派遣でやっていた時と同じように、ＩＴを使ってお客様のお困りごとを解決するコンサルの仕事をしていました。
派遣先でも飛び込み営業をしていたし、なんとかなるだろうと安易に起業してみたものの、結局は全然儲からず、もう本当に大変でした、、、
その時は実家も出て一人暮らしをしており、事務所（シェアオフィス）も借りていたので、日々でていくばかりのお金に青ざめていました。
がんばって仕事はしていたものの当時の私は自分に自信がなく、とりあえず仕事に繋がればという思いで、ものすごく安い単価やなんだったらタダで仕事をしていたので、とにかくお金がなく、食べるものや税金などで日々でていくお金に戦々恐々でした。
最終的には、食べていけなくなり、昼間は自分の仕事、夜中にアルバイトをすることになりました。
当然、寝る時間はありません。
夜中のアルバイトはコールセンターでした。家電の24時間対応のカスタマーセンターのお仕事でした。
ただ夜中にかかってくるのは、ほとんどクレームの電話です。いきなり電話口で「〇〇が壊れたから今すぐ直しにこい」みたいなお客様ばかりです。本当に精神が病んでいきました、、、
そんな生活を1年間続けていくなかで、私はあるお客様に求人情報をネットに載せたいので、何かよいのがないかと相談を受けました。
何かよいものはないかと探す中で、Indeedというサイトなら無料で求人情報を載せられることがわかり、そちらを提案させてもらいました。
その際、求人情報を載せるやり方も聞かれるだろうと思い、そのやり方を調べていたところ、東京の某大手ＩＴ企業の求人を発見しました。
あえて名前は伏せますが、みなさん絶対に名前は知っている大手上場企業です。
田舎でアルバイトなんかやっている自分が受かるなどとは微塵も思っていなかったし、どうせ書類選考で落ちるだろうと気軽な気持ちで、エントリーだけしてみました。
数日後、なんと書類が通ったらしく、面接日の案内が来ました！
まぁ当時、独立していたときにその大手ＩＴ企業のサービスを使って仕事をしていたので、それが良かったのかも知れません。
只、正直受かるとは微塵も思っていませんでした。
就職までには3回の面接が必要とのこと。正直3回も東京に行く旅費すら困っていたころです。
ただ、その会社の本社を見てみたいという好奇心に駆られ、記念受験みたいな気持ちで面接に臨みました。
すると、なぜか1次面接で社長と1対1だったのです！！
これには本当に驚きました！
通常、社長面接は最終の3次です。入社後に聞きましたが、社長が1次面接したのは私だけだったそうです。
社長は分刻みで働かれている方でしたが、たまたま直前のアポが急遽無くなり、時間が空いたので、オレやるわっていう感じで面接してくれたとのことでした。
めちゃくちゃ緊張の中、でも私に失うものは何もないので、とにかく自分の持てる限りのアピールをしました。
これも超奇跡的に社長が私の熱意だけを面白いと思ってくださり、1次を通りました。その時社長に言われたのは「オレは面白いから良いと思うけど、会社の決まりで3次面接まであるからよろしく」と言われました。
そうだよな、でも社長に会えたし、良いとまで言ってもらったということに、喜んでいたことを思い出します。
只、当時本当にお金がなく、アコムとかにもお金を借りるぐらいの状態だったので、2次面接に行く旅費もないっていうカツカツの状態でした。
そこで、埼玉県のめちゃくちゃ安いネカフェに泊まり、日雇いのアルバイト等をし、2週間後の2次面接に臨みました。
つまり田舎には帰らず、なんとか食いつないだワケです。
2週間後の2次面接では、直属の上司との面接でした。でも実は社長ＯＫがでているということを言われていたらしく（後日談）、社長がＯＫだしている人間を自分が落とすワケにはいかないということで、2次も奇跡的にクリアしました。
しかも、社長の計らいで、本来は3次面接まであるところを、2次面接までで良いという形にしてもらいました。
そんなこんなで、超奇跡的にその会社に転職することができました！
1000万円ゲット！
転職後は結局7年間、そちらの会社でお世話になりました。
田舎で派遣社員やアルバイトをしていたときには考えられないくらいの給料と待遇で必死に働きました。
いつクビを切られるかわからないからと、東京なのに家賃5万円の家に住み、なんとかやっていたら7年も働かせていただくことができました。
そして最終的に私は『1000万円』をゲットすることに成功しました。
といっても、実は裏話があります。これはコツコツ貯めたお金ではなく、言わば退職金みたいなものです。
実際の貯金は7年間で600万円くらいでした。ただそのお金は結婚式で吹っ飛びました。（そう私は東京にでてきて結婚もできたのです。）
そんな時、45歳以上の早期退職で1000万円がもらえるという会社からの案内があり、それならばと応募しました。
本当に良い会社で待遇には不満はなかったのですが、これをチャンスととらえ、思い切って踏み込みました！
現在はそのお金を使ってフリーランスとして働いております。
ここでちょっと裏話、銀行って怖いなって思った話です。
1000万円が会社から振り込まれた日に急に銀行から電話がかかって来ました。
なんだろうと思い、話を聞くと投資信託しませんか？という営業電話でした。しかもまぁ当たり前ですけど、1000万円振り込まれたことを知っての電話でした。
こんなのアリなんですね！勝手に個人情報を知られて、営業の電話って銀行ならではだなと思いましたが、なんか気持ち悪かったので丁重にお断りしました（笑）
最後に
これがアルバイト・派遣社員だった私が『1000万円』ゲットするまでのお話です。長文に最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
私が伝えたかったのは、今アルバイトや派遣社員をしている方でも、あきらめずに「行動」をし続ければ、こんなラッキーも起こるってことです。
当時の私はダメそうなことでも、「とにかくなんでもあきらめずにやってみるという」信念もっておりました。
これが無ければ、『1000万円』ゲットという幸運も当然起こらなかったワケです。もちろん、自分には「運」もあったと思います。
でも私は、「運」は自分の「行動」によって引き寄せられるものだと思っています。
とにかく「行動」と「あきらめない」この二つです！！！
そして、最後にこの言葉をみなさんに送りたいと思います。
僕は失敗したのではない、うまくいかない方法を1万通り発見しただけだ。
「失敗」なんてないんです、「経験」をしたと捉えれば、人生うまくいきます。あのエジソンでさえ1万回失敗しているんですから！
他にこんな偉人達も圧倒的な「経験」をされています。
モーツァルト・・・25歳で亡くなるまでに600曲以上作曲
ベートーベン・・・650曲以上作曲
バッハ・・・1000曲以上を作曲
エジソン・・・1093件の特許権を取得
アインシュタイン・・・248点の出版物を発表
あの天才達でさえ、こんな「経験」いわばチャレンジをしているのです。ぜひみなさんもあきらめずにチャレンジしていきましょう！
最後にこの長文を最後までお読みいただき感謝いたします。少しでも面白いという部分があったという方は「スキ」や「コメント」いただけると今後の創作の励みになります。よろしくお願いいたします。
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