作る

久しぶりにちゃんとしたお仕事関係の文章を書きたいなというわけで。
怒涛の5月を振り返ってまいりたいと思います。

デザインフェスタVol.57

萌萌雑貨さん特製のリングが可愛い。
わたしの爪の色も可愛い。自画自賛。

5月20日、21日ですね。
個人的にこれがいちばん大きなイベントでした。
このデザフェスというものの存在を知った頃のわたしは当時18歳。まさか、出店する側に立つなんて夢にも思ってみなかったことでしょう。
そしてその翌年、初めてデザフェスの来場者として、東京ビッグサイトへ足を運んだ時にご一緒させてもらった相手こそが実は今回コラボ出展させていただいた萌萌雑貨さんだったのです。
初出展なんてきっともうパニックで記憶が飛んでしまうだろう、早いうちにnoteかお店のお知らせブログの番外編として綴っておきたいなと思っていたのですが、濃密すぎて全然そんなことありませんでした。大きなイベントに出るのは初めてでしたし、自分の作品を見て足を止めてくださる人のありがたさを痛感しました。

先月のゴールデンウィーク明けから第5類感染症として扱いの引き下げられた新型コロナウイルス。そのおかげもあったのか、全国旅行支援キャンペーンのおかげもあったのか、会場は初めて足を運んだ時を思い出すぐらいの大盛況でした。
一時は作品作りが間に合わなくて深夜にヒーヒー言ったりもしましたが、予想を遥かに超えるほどお迎えいただけたことは奇跡と言っても過言ではないのではないぐらいです。
ギャンブルだったら絶対にビギナーズラックだと言われていることでしょう。
お客様と直接お話しして、今後どういうニーズに応えていくべきなのかとか、どういったデザインのものが目を引く傾向にあるのか、運営していくにあたってのマーケティング戦略の課題が見えてきたりもしました。勉強したいことも増えました。ありがたい限りです。
両日ともに会場を回ったのですが、今回は無意識ながらもクリエイターさんたちの中でも特に絵を描く方との出会いが多かったように感じます。イラスト集を初めて衝動買いしたこと、少女マンガ風の美化しまくってくださった似顔絵を描いていただいたこと、前回のデザフェスに引き続き手作りのお皿を買ったこと。全部わたしにとってキラキラした思い出です。
つくるって、生み出すって、どういうことなのかと自問自答する機会になりました。あとソーキそば屋さんのキッチンカーが並ぶ理由がわかった。超おいしい。
2日目に帰るのが遅くなるのはしんどいなあという理由から宿を取ったのですが、翌日の朝ビュッフェがこれまた楽しかったです。寝不足だったはずなのに朝6時から普段は朝から食べないお米をいただきました。
余談ですが11月11日、12日に開催されるデザフェスVol 58にも萌萌雑貨さんとのコラボ出展が決まりました！
この告知がしたくてこれを書いているなんて言えません
ゆめかわネイルチップの生産がんばります…！

SKE48 佐藤佳穂生誕祭2023

「SKEフェスティバル」公演の衣装モチーフです。
派手にしたくて衣装エクストリームと呼んでいました

小さいリボンいっぱいの背面デザイン。
江籠裕奈さんのソロライブ衣装に着想を得ました

デザフェスの裏で関わらせていただいていた案件です。
以前ここでも綴ったように、わたしのアイドルヲタクとしての原点はSKE48の高柳明音さんでした。彼女は卒業してしまいましたが、それでもわたしにとってSKE48というグループは特別で、今だって特定の誰かが好きというよりもSKE48自体が大好きです。
そんなヲタクなのでいつか死ぬ前にSKE48関連のお仕事ができたら嬉しいな～などと呑気に、でも強欲に考えていたところアルバム装丁のご依頼が舞い込み。
正直、お店として開業して1年目のわたしで良いのかなという気持ちがありました。
嬉しかったのは言うまでもありません。何なら嬉しいという感情9割でした。しかしながら心の片隅では、今の自分で本当に良いのだろうかとデザイン案を描きながら考え込んだりもしました。時期尚早とはまさにこのことだなと。
でもいざ製作に入ったらもう楽しすぎて記憶がないぐらいです。日暮里で生地を仕入れる段階でもう顔が緩むほど、閉店ギリギリまで悩み倒して生地選びをしました。おかげでふわふわ感とキラキラ感の両立を決めて、土台 の素材は生地3段重ね+ボリュームを調整しながらの総手縫いを選択しました。
もう寝る時間なんていらない！と思ってしまったぐらい、ここ最近で最も没頭したことのひとつです。深夜のテンションのまま、瞬きをするたびに目の焦点が合わなくなりながらも針を進めてはニヤニヤしました。
制作過程も自らハードルを上げるスタイルでしたが、大変とかしんどいとかの感情よりも楽しいの感情が圧勝していました。やっぱり作ることが好きで、アイドルの子の喜ぶ顔を見ることが好きで。

今回は佐藤佳穂さんの所属するチームE公演「SKEフェスティバル」を流しながら作業に取りかかるなどしたのですが、率直に言ってしまえば今までチームEをあまりきちんと観てこなかったヲタクからすると大変新鮮でした。
SKE48の皆さんは楽しそうにステージに立つし、ライブアイドル顔負けのアツいライブを繰り広げてくれます。
しかしながらチームEはそれでいて皆がとても自然体で穏やかな空気感のチームで。あとシンプルに沸ける曲ばかりなので製作モチベ爆上がりでした。佐藤佳穂さんありがとう。何よりツイートの動画でお褒めいただき本当に嬉しかったです。
死ぬまでに仕事としてSKE48のイベントの製作物に関わるという夢を叶えてしまったわけてすが、いつでもご依頼受け付けておりますので他のメンバーさんでもお気軽にご相談ください！最大限お手伝いできるよう努めます！

我妻ゆりか生誕祭2023

この白ドレスは本当に嫁でしかなかった。尊い。

これは仕事一切絡んでないですね。完全に趣味です。
過去の開催がデザフェスと日程が丸かぶりしていたこともあって、泣く泣く諦めていたゆりかちゃんの生誕祭。
今年はありがたいことにゴールデンウィーク最終日だったので全力でチケットを取りました。
1部につきキャパ7人～8人？ハ？取れるか？とヒヤヒヤしていたのですが、気がついたらパスマーケットにすごい勢いでPayPay決済をキメていました。
※日頃は地味に地味にポイ活ライフをしているので、ゆりかちゃんの所属するゼロイチファミリアの好きなところにこのパスマーケットでチケットが買えるイベントが一定数あるという点があります

当日は生憎の雨。しかもまあまあな豪雨。学生時代に各種イベントでだいたい雨を降らせてきた筋金入りの雨女のわたしが本領を発揮してしまいました。申し訳ない。重度のくせっ毛+前髪だけ母譲りの超直毛で湿気で髪を巻こうがすぐ取れるし、いつもよりはちゃんと身だしなみを整えようが(モチベーションがありすぎてデパコスを使いたいだけの人になってしまった)全部もうなかったことにしたいです。きっとゆりかちゃんの目に映るわたしは、いつも通り何というかキモいババアだったんだろうなと思っています。限界ヲタク、言動がキモいので繕いきれない。
ゆりかちゃんと過ごす時間はあっという間で、いつも以上にゆりかちゃんが可愛くて。いやいつも世界一可愛いんですけど
何より製作やら何やらでバタバタしていてなかなかゆりかちゃんに会いに行けていなかったり、ゆりかちゃんもゆりかちゃんでタイに滞在していて会える機会が今までより少なくなっていたりという状況下のもとだったので、ゆりかちゃんを見たら思わず情緒が安定しました。
推しの笑顔はメンタルの維持に大事。
異国の地で少しリフレッシュできているのか、前向きに生きている最近のゆりかちゃん。それまでの撮影会やイベントの時よりもさらに目をキラキラとさせているゆりかちゃんを見たら必然的に前を向きたくなりました。
ゆりかちゃんによって仕事としてやることのがんばるモチベを保てているまであります。推しの行動力や努力家な一面に感化されてLirliumuiを立ち上げたというところもあるぐらい。
この日のために選んだという浴衣姿と気合を入れてアレンジしたと話していた編みおろしの可愛いヘアアレンジでいちご飴を片手に浅草を歩くゆりかちゃんは、いつものことながら世界でいちばん綺麗でした。結婚式でウエディングドレス姿の新婦さんと入場するお父さんの気持ちがちょっとわかったような気がします。

スタッフさん「顔映らなければ匂わせて大丈夫です！」は草
繋がりを匂わせたいヲタクごっこを楽しむなどしました

あとやっぱり撮影会って楽しいですね。生誕パーティーという名の飲み会ももちろんすごく楽しかったのですが、ゆりかちゃんを好きになってからというものフォトセッションでも他の女の子の列に並んだことがないヲタクなので囲みでも撮ってて時間があっという間に過ぎていきました。2時間もあった？というぐらい秒だった。
他に参加されていた方とちょっとだけお話しできたのも楽しかったし、何よりゆりかちゃんとその皆さんとの距離感の近さに癒やされていました。

書いていて思ったのですが、もしかしてこの3つしか書くことがないね…！？というぐらい、イベント数こそ少なかったものの濃い5月でした。
「好きって、たのしい」をコンセプトにしているLirliumuiをやっているわたしが、何よりも楽しませてもらう機会ばかりでした。
思えばずっと「健康」を目標に、全部が終わったら泥のように寝ようという気持ちでした。
その割に不摂生をした結果、実はかかりつけの病院でアルコールとコレステロールを控えろと指摘されたので(ここだけ切り取るとアル中の生活習慣病みたいですね)、いつもはスケジュール帳がびっしりになるぐらい多忙な方が健康管理ができるわたしとしてはいつ調子が狂うかとヒヤヒヤでした。でも実際には何事もなく駆け抜けられて良かったです。
アドレナリンはこんなに出るものなのかと久しぶりに思いましたが、デザフェスが終わってからも年齢のせいなのか何なのか燃え尽きたという気持ちもあまりなくて。何ならふわふわしていて、自堕落へ間違いなく直進しています。

忙しくしないと体調がキープできないという死活問題から逃れるためにも結局予定を詰め込みたくなってしまって、6月は大きなイベントも特にないしなというわけで小さなホットヨガで夜間限定のフリーパスを手に入れて汗を流すというルーティンを2日に1回のペースで組み込みました。元々夏はエアコン冷えしやすくて内臓が冷えやすい体質でそれを改善したくて選んだのですが、元々中学生までは器械体操をやっていたわたしには無心になって身体を伸ばしていくのが合っていたようです。おかげで帰ってきてから作業を終えたら、4時間ぐらいしか寝なくてももう爆睡。QOLが先月よりも高い気しかしていません。

そして何より、現段階では8月下旬までになってしまうのですが。
委託販売先様を増やしました！
浅草橋に委託販売をしていただいているお店があるのに、今回は浅草です。何ということでしょう。
おかげで出展させていただいているお店の立地は浅草橋、上板橋、浅草という随分ややこしいラインナップが出来上がってしまいました。混乱させそうすぎる…
現段階では都内だけに限られてしまうのですが、今後の展開としては地方の出展も計画中です。名古屋も良いよなあ、関西も良いよなあ、でも東北も捨てがたいなあ…と悩むのが楽しくなりつつもある今日この頃です。それによって変わる方向性について考えるのも楽しいし、用意していたショップカードがそろそろなくなるのでこれを機に新しいデザインにしたいなとタブレット片手に作業するのも楽しいです。
わたしは体力的にも精神的にもキツいなと感じるとつい「自分のクローンが3体ほしい！」と思うのですが、今回ばかりは決して忙しいとは言えないはずなのに、自分がもう3人ぐらいいれば良いのにと思ってしまいます。
今やっていることが好きで、そしてたのしいから。