vol.8「就活の面接の質問➕逆質問 」外国ルーツの学生向け。日本での就職活動ガイド
こんにちは。Living in Peace(以下、LIP)難民プロジェクトです。
就職活動(以下、就活)の準備が整ったらいよいよ面接が始まります。
今回は、日本における就活の面接とはどのようなものなのかご紹介していきたいと思います。
面接の質問対策だけでなく、多くの面接で聞かれる「何か質問はありますか?」も対応できるように、ぜひ準備をしておきましょう。
◆身だしなみ編
日本の就活では上下暗めのスーツに身を包み、髪をセットし、面接に臨むということが就活時の暗黙のルールになっています。
これらは、古い慣習のようなものです。ベンチャー企業では、最近この慣習をなくそうという動きもありますので、面接をする企業がどんな会社なのか、よく確認しておきましょう。
◆面接でよく聞かれる質問
(1) 「自己紹介をお願いします。」
これは、面接で一番最初に聞かれる質問です。
・名前
・出身
・学校(学科、専攻)
・ひとこと紹介
・最後に「本日は、よろしくお願いします。」など挨拶。
1分程度を目安に自己紹介しましょう。
はっきり答えられるように事前に練習しましょう。
(2) 「なぜ、日本にきましたか?」
外国から、日本に来て就活している皆さんはよく聞かれる質問です。
企業に入社したあと、その企業で長く働く気持ちがあるか?日本語能力がどれくらいあるのか?また、どのような考え方の人なのか?を面接官は見ています。
「なぜ日本で働きたいか」を具体的に答えられるようにしておきましょう。
(3) 「あなたの強みを教えてください。」「自己PRをお願いします。」
自分の強みを自信を持って答えましょう。
例: 私の強みは〇〇です。+理由
(4) 「なぜ、弊社に応募しましたか?」「なぜ、弊社で働きたいですか?」
面接官は、エントリーシートの志望動機に沿っているかを見ますので、エントリーシートに書いたことプラス、アピールしたいことを盛り込みましょう。
エントリーシートに関する記事はこちらへ
(5) 「学生時代力を入れたことは何ですか?」
(※「学生時代力を入れたこと」を、多くの日本の学生は略して「ガクチカ」と言います。)
具体的なエピソードで、わかりやすく答えましょう。複数の話題になると、わかりにくくなりますので、一つの話題に絞りましょう。
以上が面接よく聞かれる質問です。
これらの他に、
・その企業の強み、弱み
・最近見たその業界に関することのニュース
・その企業で成し遂げたいこと
など聞かれます。前記事で紹介した企業分析でまとめたものをフル活用しましょう。
◆逆質問
これらの他に、最後「質問はありますか」と聞かれることが多いです。そこで「ありません」と答えることのないようにしましょう。
逆質問の意図は、企業に対して興味があるのかどうかです。その会社で働く気があるという姿勢を見せるための質問を準備していきましょう。
以上が面接、逆質問のポイントになります。
◆面接に関する準備
・エントリーシートのコピーをとっておく
志望動機など、何を自分が書いたかを見返しましょう。面接のベースはエントリーシートです。
・事前にまとめた企業分析や自己分析を整理する。
・よく聞かれる質問の面接の練習をしておく
学校のキャリアセンターや友人と面接の練習をしましょう。
自分の喋り方など、直さなければいけないところがわかります。
◆まとめ
日本の就職活動の面接は、髪型や服装から、暗黙のルールがありますが、しっかり事前準備することで、面接で上手く対応できるでしょう。
「就職活動ガイド」の他の記事をフル活用し、面接に向けて準備しましょう!
また、面接官は質問に対する答えについてさらに詳しく尋ねる場合もあります。答える際に、嘘はつかないようにしましょう。見破られます。
あくまで、今回の記事は、よく聞かれる質問なので、企業よっては、答えに困る質問をしてくることもあります。そんな時は、「考えたいので、時間をください。」と考えて答えたり、分からないなら「勉強不足で申し訳ございません。今後、答えられるようにいたします。」と答えて、黙ることのないようにしましょう。
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執筆:里見 春佳(Living in Peace)
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※外国ルーツの方向けに、おすすめの就職活動ガイドはこちら。
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