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良い音楽か、自分に合わない音楽か

良い音楽か、悪い音楽か。

最初に良いとか、長いとか、反対の言葉がすぐに出てくるような言葉を使うと、次に比較するものは、その反対の言葉を反射的に使ってしまう。
だから良い音楽か、という言葉がくれば話す側も聴く側も、次に『悪い音楽か』という言葉を使うことを予想する。

これを読んでくれている人の中にも、反射的にそう思った人は多いんじゃないかな。

僕は、作品や音楽を選ぶときには良い悪いが判断基準になることが多かった。特に音楽や文筆、アートなんかは”自分にとって良いか悪いか”という考えでしか目を止めない。止めたとしてもすぐに違うものを探し求める。

この基準を持つことは全く悪いことではないと思う。
人それぞれの考え方だから。

ただ、タイトルにある言葉。

良い音楽か、自分に合わない音楽か

という言葉には、小さな優しさと尊敬が込められているように僕は感じる。自分には合わなかった。でも、誰かにとっては宝物のようなもので、これが合っている。

悪いという言葉には、どうしても攻撃性のようなものが含まれてしまう。
作品を良い悪いと言うことがめっちゃ必要!っていう時はあるから言われることがあるのはしょうがない。



人にリスペクトを忘れずに、優しさを忘れない。
そんなこと難しいよ。
だって、言葉ひとつで人の心なんて壊れてしまうんだから。難しいよ。
だから学び続けないといけない。
寄り添い続けないといけない。

リスペクトを持ち続ける。

こんなにシンプルなのに、簡単じゃないことを、僕たちは忘れてはいけない。

良い悪いの判断基準が自分の中にあるときに、
新しく自分の好みの音楽を音楽アプリで探すとき、
無意識に、『この歌嫌いだからいいや。』というような言葉を
『この歌は自分には合わないから良いや。』とリスペクトを込めた言葉を思うようになったら、少しづつ人が変わると思う。

こんなたくさんの人が文字を書くことをやってるならわざわざ自分がやらなくてもとうんざりしつつも、どうしても毎日書くことを止められないのは、もっと面白いことがしたいし、誰も見つけていない物語を作りたい。
面白いということを手放したくないからなのかな。

この一文、『良い音楽か、自分に合わない音楽か』
を教えてくれた小説は余命3000文字という物語の中の『おはようジョンレノン』です。

すごく面白い物語がたくさん入っているので、ぜひ読んでみてください!
ちなみに僕が好きなのは心の洗濯屋さんと、骸骨倶楽部という二つの物語です!
心の洗濯屋さんは、とても胸がキューンとなりました。
骸骨倶楽部では、最後の一言が最高にクールです!

Yusuke


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