就活で親が泣いた話。
晴れて社会人として働かせてもらっているのだが、半年以上たってもたった一つの忘れられない出来事がある。
それは去年の今頃、10月のこと。
10月1日に入社式が新聞やニュースになっているのは、皆さんもよく見るでしょう。
その日にも内定が出ていたかった僕は、何度目かの焦りが出た。しかもわかっているのに、親にも就活の進捗を聞かれた。
ちょくちょく面接は通るようになったが、良くて二次面接落ち。
こんな状況が続いていたので正気でいられない。
ここから僕は、だめな方向に進むことになってしまった。
1つ目の罪
1か月前の9月、twitterでこんなツイートがあった。
DMをくれたら内定を出します!!…
具体的な名前は言えませんが、こんな謳い文句に引っかかってしまった。
もちろん内定は頂いて、そこの会社?の人から週3日で21時からMTGあるから覗いてみて!とDMが来たので当時は毎週行っていた。
だが、ある日それを不審に思った母親は、その会社を調べ上げられ、「騙されとるんじゃない?」と言われた。数日はその事実を否定し続けたが、確かに業務をしてたった1万円しかもらえないところなんか受ける価値もないと思い、即辞退をした。
2つ目の罪
7月から、僕はハローワークや地元で対面しか行っていない面接にも行っていた。
だが、僕は車椅子に乗っている。面接に行くのも行くに行けない。会場もハローワークも遠いので仕方なく車に乗せてもらってよく言っていた。
最初は難なく快く引き受けてくれたのだが、だんだん、そこに行っても何の成果も得られない僕を見て、
とうとう引き受けてくれなくなった。
このことについては、凄く申し訳ないなという気持ちと怒りや僕のクズさ等色んな感情がふつふつと湧いてきた。
これが2つ目の罪だと思う。
3つ目の罪。
10月に最大の事件が起きた。
先に言った通り入社式が度々報じられて、僕も親もすごく焦っていた。
一緒に就職先を探してくれたりもした。
ここまでしても内定をもらえないこと、イライラしていた僕は最大の汚点を言ってしまった。
「新卒でフリーランスになりたい!!」と半べそ書きながら親の目の前で行ってしまったのである。もちろんホリエモンや変な社長のYouTubeを見て憧れたのであろう。
その時は何も思ってなさそうだったが、「フリーターじゃないん?」って言われたので起こり気味に否定した。今思えばフリーターをかっこよく行っただけである。
就職もしない子供を見て、目の前には母親の号泣姿。
今思えば、フリーランスという働き方は人によっては全く現実的じゃないし、むしろ才能がない人はまだ会社員をしながらちまちまクラウドソーシングで稼ぐ力を身に着ける方がよっぽどいいと思う。
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