姫、召し上がる
好きなものいっぱい食べるとあからさまに元気でます。
4年ぶりに大阪の実家に帰りました。
わたしは都内でたくさんの人と接する仕事で、父は肺に持病がある上、流行病に罹患してなかなか大変だったこともあり、そんなこんなで4年という時間が。離れて暮らすってこういうことだ。
出発の4日前。
母が唐突に
『ヨーグルトはどれ食べるん?』
と連絡してきました。
『どれって。ヨーグルトそんなに食べへんけど…』
『あれ、そうなんか。ジャムはいるなぁ?何ジャムがええん?』
『ジャムも基本食べへんけど…』
『えー、朝何食べるん?パンちゃうん?』
『食べたいもんあったら自分で買うから』
『えーー?なんかあるやろ、朝食べたいもん』
そんなやりとりが何ターンかあって、こりゃ何かをリクエストするまで終わらんな、と思い、
『ほな、ジュース。100%のやつ』
『何ジュース?林檎とか?』
『100%やったらなんでも好き』
『はいはい、ジュースね!』
翌日。
『ジュース買ってきたねん。冷蔵庫入れたんやけど、あかんかったか?出すか?』
『えーよ。なんなん。姫のように扱うやん』
『そりゃうちの大事な姫やねんから!』
到着してみれば、ウェルカムが爆ぜていました。
高級ぶどう
高級ブルーベリージュース
高級林檎ジュース
高級ピンクグレープフルーツジュース
が用意されておりました。
ジュース、トロピカーナで十分幸せやねんけど。
と思いつつ、このささやかな国の姫はありがたく全てを召し上がる。
撮りためたおいしい記録を自慢したい。
暑いからこそ格別においしいものとか
母の手料理とか
ああ愛するぶどう…!とか。
母も父も、姫を満腹にすることに余念がなく、とにかくおうちご飯の品数が多い。ので、しつこくしつこく解いて聞かせ、おかずは3品まで!ご飯は軽く盛る!の約束を取り付けました。
京都に氷を食べにゆく。
長く続く夏の恒例行事です。
この6〜7年前は桂離宮近くの中村軒が推しの模様。母たちは季節問わずよく出かけているようで、『いちごとかいちじくとかの季節のフルーツ氷もめっっちゃおいしいねん!』とのことですが、宇治金時は外せない。絶対。そして姫が宇治金時だ!と宣言すると、なぜか両親とも宇治金時を。推しと同じもの食べるぜ!な感じか?全力で推される姫。
こちらで、六方焼やきんつば、おかきなどの日持ちするお土産を入手。
いろんなおいしいものを、おもしろく楽しくお話しされる素敵なしえさんの記事で知った、こちらのりんご専門店でもお土産を。職場のみながおいしかった!と個別に感想をくれるほどでした。
自分用にもタルトタタンとか焼き菓子を買い込みまして、全てがおいしかったです。うぇーい。
母のお好み焼き。
父が焼いた錦糸卵。(動画撮った)
母が引いたお出汁と母が煮たお揚げさんできつねうどん。
2人でたまに行くらしい出汁のパスタ屋さんやら天ぷら屋さんやら。
行きつけみたいに案内されたモロゾフのカフェ。
いっぱい食べたなぁ。
満腹ってしあわせだ。
久しぶりとはいえ娘をあちこち連れ回したい両親、なんであんなに元気なのか。動物園とか奈良観光とか、いくつかの案をスルーして、できるだけ母のご飯が食べたいのだ、と7日間をのんびり過ごしました。
母よ、父よ、また来年。
それまで変わらず元気でいてね。
_____________
その他の夏のおいしいも自慢したい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?