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ドラマ きらきらひかる

ドラマとキャスト

1998年に放映されたドラマ、『きらきらひかる』(リンクはアマゾンのDVDページです)。
様々な死因の原因を究明する監察医(主に女性監察医)に焦点を当てたドラマでその後二度スペシャルとして放映されたとても見応えのある素敵なドラマです。

その中のメインキャストである
深津絵理さん(天野ひかる役)
松雪泰子さん(月山紀子役)
小林聡美さん(黒川栄子役)
鈴木京香さん(杉裕里子役)
4名のコーディネート・スタイリングを担当させていただきました。
それぞれの役どころを考え、見極めてスタイリングをしていくのはとても楽しいものでした。共通しているのはみなさん、仕事をバリバリしている女性です(天野ひかるは新人ですが)。

天野ひかる役

天野ひかるという役は監察医の新人なのでどこかまだ学生っぽさが残る面影なので『新人っぽさ』や『やや垢抜けてない』感じを意識しました。自分のスタイルを前面に出すよりもシンプルでいて当時の若者を投影したような格好を意識しました。
パンツスタイル(主にジーンズ)にトレーナー、そしてアウター。
バッグも大きめトートでシンプルなイメージに。
その中に当時のファッションっぽさという意味では所々にインディアン系(ペンドルトン系)の柄やフェアアイル柄などを入れてアクセントを入れました。

月山紀子役

月山紀子という役は早稲田大学卒の警察官の役柄で強気な性格できびきびした感じです。
ファッションで意識したポイントは
- メインアイテムはパンツスーツスタイル(動きやすいように)
- ジャケット丈は長めでウエストはシェイプしているもの
- シャツの襟はジャケットから出してできる感じの雰囲気
- 色は黒やベージュなどの無彩色のものが中心
- マフラーは短め
- 全体的にメンズライクなファッション
- だけどおしゃれ
ただしジャケットのインナーはブラウスやノースリーブにして女性のソフトさを意識。

黒川栄子役

黒川栄子役は天野ひかるの先輩監察医で、明るくてひょうきんですがさっぱりした性格の役柄です。
意識したポイントは
- チェックや花柄をけっこう入れた(チェック柄はイギリスっぽさを、花柄はリバティ系の花柄のイメージ)
- ジャケットはシェイプしてない
- スカートは膝丈より長めでゆったり
- 全体的にはヨーロッパ系のイメージを意識

杉裕里子役

杉裕里子役はキャリアウーマンだけど普通の型には収まらないイメージです。そして天野ひかるがこの仕事つこうと思った影響を与えた人物です。
ポイントは
- 前衛的(ちょっと前の言い方だとアヴァンギャルド)
- ボディラインが出るようなアイテム(ボディコンシャス)
- レザーのパンツを履いたりして個性を追加
- 毛皮のコート一枚羽織る
薄着に毛皮のコートというシンプルなのに主張が強い全体のスタイルで女性の強さと個性を出しました。私の中ではニューヨークスタイルっぽい感じです。

4人の個性を出す

4人の役の個性がファッションを通してさらに伝わるように大きな部分から細かい部分までこだわりを入れてスタイリングをさせていただきました。

ちなみに余談ですが当時のジャケットは今よりも肩パッドが大きめなんです。そういった部分はその時の時代性が映し出されますね。

バイビー

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西ゆり子

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コンテンポラリー コーポレーションのファッションスタイリスト。累計で150以上のドラマのスタイリング、ディレクションを行う。企業などのファッションセミナーや、専門学校の講師としてコーディネートのアドバイスなども行う。またスタイリストとして初の個展を開催。