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介護で思ったこと、思うこと

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#振り返りnote

介護で思ったこと 11 ホスピス相談見学3

介護で思ったこと 11 ホスピス相談見学3

つづき

△ 短期入院できると知り一安心

「ご家族が介護で疲れた時など、
短期間お父さんを預かることもできます」

ホスピス見学時、緩和ケア外来の看護師さんが
教えてくれた短期入院制度。

とても心強いサポートがあると知ると、
在宅介護もますます前向きになれる。

そして自宅では
訪問診療のドクターはじめ医療スタッフさん、
訪問看護師さん、そしてケアマネさんが
連携を密に、力を合わせ
「自宅で過

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介護で思ったこと ⑨ ホスピス相談見学1

介護で思ったこと ⑨ ホスピス相談見学1

親の面倒は看取る「覚悟」を持て、
信頼できる訪問診療医に巡り会えた。

万全の対策を講じ、
自宅で看取る心の準備はできた。

◎はずだったのに、、、

やはり心のどこかに
これから起きること、
未知なることへの
拭い切れない不安が
あったのだと思う。

◎最後の砦としてのホスピス入院

適切な言い方ではないとわかっている。
ただ日々追い詰められていたその頃の私。
緊急避難場所としてのホスピスを

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介護で思ったこと ⑦ 繋がった

介護で思ったこと ⑦ 繋がった

訪問診療医探しで途方に暮れ、
区の在宅医療相談窓口でアドバイスを求めた私

ぱぁ〜っと視界がひらけてきた

数日して医療福祉コーディネーターの担当者さんが
電話をくれた。

「早速いくつか心当たりのある診療所に
問い合わせました。

年齢、病歴、介護度、
いづれは緩和ケアへの移行があること
大まかな居住エリアなど
お父様の情報を渡した上で
引き受け可能と回答してくれた
2診療所名AとBをお伝えしま

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介護で思ったこと⑥ 辿りつく

介護で思ったこと⑥ 辿りつく

在宅緩和診療をお願いする医師、診療所を
自分達で決める。

とても難しく辛い課題。

その医療サービスを受けることになる
当事者である父は入院中。
この決定には彼の希望は反映されない。

それまでの人生、他人任せには決してせず、
大切なことは自分自身で決めてきた父。
多分人生最後になるかもしれない選択を
家族とはいえ私たちがするのです。

責任重大で荷が重かった。

△ 訪問診療医を見つけてと言わ

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介護で思ったこと① 未だに言葉を探している 

介護で思ったこと① 未だに言葉を探している 

少し前に父を見送りました。
もう少し頑張ったら90歳のお誕生日を迎えることができたのですが、
本人にはもうその気力もこの世への未練もなかったようでした。

去年お誕生日を家族でお祝いした時には、診断が確定していて、
「もう来年は無理かな」と本人は言っていました。

それでも家族は、
「そんなこといいわずに頑張って来年もお祝いしましょうよ」
と、声をかけしました。

「頑張って」という声掛け、励まし

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