自ら命を絶つ以外の選択肢を。

 八月ももう終わりになってきて、あの恐ろしい九月一日が近づいてきています。
 九月一日。
 子どもの自殺が一番多い日だという。

 去年も「死ぬ勇気より生きる勇気を」というタイトルで記事を書きました。少しでも、誰かに届いて欲しくて。少しでも、誰かの助けになりたくて。

 水無月も最期の選択肢を、考えたことがあります。まだ十代にもなっていない年齢でした。いま思い返しても、その頃は本当に苦しいものでした。苦しみから解放されたいと思っていました。
 けれども自ら命を絶つことはしませんでした。死なない別の道を探し続けました。周りから見れば 逃げ という選択肢だったかもしれません。逃げたっていいではないですか。逃げることは賢明な道でもあるのです。
 でもこれは 逃げ ではないと思っています。だって生きるための道を前向きに模索したから。

 もちろん、自殺が逃げとは思っていません。むしろその勇気には強い意志を感じます。けれどもやはり、それほどの勇気を生きるために使ってほしい。

 いま死にたいと思っている人がいるのなら、少し思いとどまって欲しい。そして誰かに助けを求めて。まわりが信用できないなら、遠くの人でもいい。

 学校はとてもとても狭い世界です。世界はもっと広い。
 あなたを認めて支えてくれる人はたくさんいます。

 

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