居場所は、生きる場所は必ずある。
「永遠に夏休みならいいのに」と思うのは甘えなんかじゃなくて悲痛な叫びなのである。それを理解してくれる大人は少ない。子どもの生きている範囲はまだ小さいから、誰も理解してくれないと思ってしまう。
毎年8月31日になると、9月1日に多い子どもの自殺を防止しようと大人は言う。「死ぬな、生きろ」などの言葉が飛びかう。水無月も何処かで死のうと思っている子どもの命を少しでも繋ぎ止めたいと言葉をかけたい。真剣に悩んでいる子たちに「生きろ」というのは時に酷なこともあるだろう。それでも「死な